MariTAMTAMまり、HopiのHoop Danceで号泣(>。<)

WinterHawkウィンターホークの名前の由来シリーズでNative American(American Indian)の話になったので、久しぶりにMariTAMTAMまりが初めてNative American(American Indian)の方に会って感動した瞬間を思い出しました!このBlogを始めたおかげで、記憶の引出しにしまい忘れていた貴重な思い出がいろいろ蘇って楽しい!MariTAMTAMまりとNative American(American Indian)の出会いは、たしか1990年代だったと思うけど(覚えてないの)、湯島聖堂でのイベントでした。

当時、MariTAMTAMまりは、下北沢タウンホールの設計者のベレー帽おじ様が応援してくれて様々な企画をやらせて下さったので、それこそB.Bモフラン(コンゴ)、タブーンゴンゴ(コンゴsax奏者)、ママドゥドゥンビア(マリのコラ奏者、ギタリスト)、フランシスシルバ(ブラジルのパーカッショニスト)、ロスラティーノス(ペルーのバンド)、劉さん(中国の笛奏者で先生)等々、東京にいる世界の音楽家の友人達を集めてコンサートをやったりと、今思えば随分自由にいろいろなことを企画して、やらせて貰っていました。

造形作家の小宮伸二さんは、当時は針金と和紙を使い、最後に光(照明)も合わせて幻想的で不思議な空間を作る作家で大ファンになり、紹介したらベレー帽おじ様も彼の作品を気に入って、下北沢タウンホールの吹き抜けに彼の作品が飾られていた時期があります。その彼が湯島聖堂の夜イベントに造形作家として参加するから来てね?と誘われて見に行ったのです。(彼はヨーロッパのお城で個展を開いたりしてます)

お茶の水駅は芸高生だったので毎日通っていたけれど、湯島聖堂は反対側で行ったこともない上に、夜なので余計わかりにくく、大丈夫かな~と迷いながら行った記憶があります(基本方向音痴だし)。昼間の写真はこんなんだけど、夜はこんな建物も全然見えなかった気がする。辿り着いたはいいけれど、都会の真ん中なのに明かりのあまりなく暗くだだっ広い敷地で森の香がするような所。どっちだろうとうろついていたら、明かりが見えてほっとしてそちらに向かいました。

柱みたいなモノが沢山並んでいる向こうに、やはり暗い広場に、和紙と針金と光で大きな大きな蓮の花のような柔らかい光を放つオブジェをいくつも置かれていました。しかも雨上がりだったので、濃い墨色の空間と雨に濡れた石の地面にオブジェが美しく反射して、それはそれは幻想的な空間で、早めに訪れた観客はみんな見とれて佇んでいました。写真がないのが残念です。この日のメインの出し物はHopi族のダンサー達の踊りということで、まだ開演まで時間があったので広い敷地を一人でふらふらしていたら、衣装に着替える前の普段着のHopiの方達と出会いました。

[平和の民]という意味だというHopi族の考え方や知恵、音楽やグッズがニューエイジピーポーの間ではブームになっていた時期で絵本や本も多く出版され話題になり、ファッション業界でもHopiやNative American(American Indian)の伝統的なファッションなどが盛ん取り入れていたけれど(写真はHopiのお母さんが娘の髪を結いあげている所。メチャモダンでお洒落でしょ?この髪型、パリコレやファッション誌でモデルさんがしてた気がする)、MariTAMTAMまり自身はそれくらいの知識しかなく、彼らが初めて会ったNative American(American Indian)の方々。品の良いふくよかな印象のお婆ちゃん、若い男女、中学生くらいの子供もいて20人くらいだったかな?青年達はイマドキのアメリカンな感じでした。若い女性に「あなたは英語をしゃべれますか?」と訊かれたのでお決まりの「Yes, just a littel.」と答えたら、「お祖母ちゃんが”あっちの方”に神様がいるはずだから踊る前にご挨拶したいって言ってるの。案内してくれない?」と言われてビックリ。お婆さんの方をみやると、頷きながら「あっちの方」を指さして何か言います。英語ではなく全くわからなかったけど、他に案内を頼めそうな人も見当たらず、「私もよくわからないけれど、とりあえず一緒に”あっちの方”に行ってみましょう。案内看板があれば読んであげられるのでちょっとはお役に立てるかも?」と、答えました。若い女性が私の返事を伝えたせいか、お婆ちゃんが先頭に立って歩き出し、皆と一緒にMariTAMTAMまりもぞろぞろ歩きました。お祖母ちゃん、大きな建物や門の方ではなく、なんだか裏手のますますの暗がりへ迷わず歩いて行きます。何か案内版はないかとキョロキョロしながらついて行ったんだけど、とにかく何もない、そしてますます誰もいない、ますます暗くて、モノの輪郭がぼんやり見える程度。でもお祖母ちゃんの存在は絶対らしく、子供たちも文句ひとつ言わずについて行きます。

やがて、お祖母ちゃんが立ち止り、「ここだ」と言うふうに左奥を指さしました。石畳があって奥に小さな祠のようなものがうっすらと見えました。みんなで祠?の前まで行くと、お婆ちゃんが歌うように、吟じるように朗朗と何かを言い、それがお祈りのようだったけど、とても心地よい響きで聞き入ってしまいました。定かじゃないけど、今日湯島聖堂の公式サイトを調べたら、小さい祠ふうのものはこれしかないのでおそらく、この、神農廟という農業と病気治癒の関係の廟だったみたいです。こんなに白くて新しかったの?????とにかく暗かったので何となくの輪郭したわかりませんでした。

「お祖母ちゃんはどうしてあそこだってわかったの?」と、お祈りが終わって戻る道すがら女性に聞くと「お祖母ちゃんはシャーマンだから」「そうなんだ、、、」こういう会話は割と日常的だったので自然に納得。広場の方に戻ると人がすごく増えていて、照明やPAがセットされた煌々と明るい空間が見えました。すっかりイベントらしい雰囲気に変わってる。Hopiの人達とはそこで別れました。

そのうち、どんどん人が増えていき、民族衣装に身を包んだHopiのダンサー達が登場!手にはそれぞれ輪っかのようなものを数個持っています。黄色、赤、白、黒と色とりどりで、それがカラフルな衣装に良く映えてステキ!生の太鼓と歌の演奏で踊りが始まりました。テンポは、例えが変だけど時代劇で駕籠かきが普通速度で歩くときくらいの「エッサ、ホイッサ」くらいで、列になったり輪になったりとフォーメーションを変えながら、手に持った輪っかを手足にくぐらせたりして形を作るユニークなダンス。技を極めていくとアクロバティックなことにもなるようです。

両肩に輪っかをかけたかと思うと次の瞬間ぱっと両腕に翼のように広がって、鳥のように羽ばたくダンスになったり、マジックショーと踊りが合体したみたい。形が出来てひとしきり踊ると、また、複雑に首や手足に輪っかをくぐらせ始めるので、次はどんな形になるんだろう??と皆夢中になって見ています。次々と輪っかが新しい形になる度に「おお~~~~!」と観客から驚きの声があがる。
どうやってるんだろう???ステージで使いたいけど難しそう~~と真剣に見つめてしまいました。やがて、徐々にテンポアップしてクライマックスに入り、観客も高揚!小さい子供も含めて全員が輪になって向き合いながら中心に寄り始めました。お互いに輪っかを渡しあったりもしながら、また知恵の輪のように輪っかをくぐらせて最後にキメの太鼓の音に合わせてポーズ!

いつの間にか一人一人が手に持っていた色とりどりの輪っかが全て合わさって、見事な球体になっていて、それぞれのダンサーがその球体を空高くに掲げたポーズでした。それを見た瞬間、彼らのメッセージが言葉でなく、姿として心にガツン!!!号泣~~~もうただただ59595959~~~カラフルな輪っかで出来た球体。輪っかの色は黄色、赤、白、黒。悲劇の歴史がありながら、全ての色を使った球体を掲げたその懐の深さ、潔さ。ダンスパフォーマンスのみでメッセージを伝えきる芸術性の高さ。いつも思うことだけど、キング牧師もダライラマもそうだけど、自分達を傷つけた側の人をも全て懐に受け入れて愛と平和を祈るって、本当にスゴイ。凄すぎる。自分の大切な人を傷つけられても、相手をも懐に受け入れてそんなふうに祈れるだろうか?時々自問自答してみる。受けれる人でありたいと思う。でも、役者モードで想像すればするほど、それって物凄い事だと感じる。

良い意味で打ちのめされた瞬間でした。その後、マイクでダンサーの一人が英語で「これは命の輪の踊りです。世界の平和を祈る踊りです。」とコメントしましたが、号泣モードのMariは90歳の口をへの字にしたくしゃくしゃな顔で、ウンウンと頷きながら鼻水をふきふき、最後のキメポーズの残像に浸っていました。言葉にしなくても、ちゃんと伝わってます。ありがとう!

その後もなんというダンスだろうと調べたのですがわからず、そのまんま今日に至る(ネットもない時代だったし)。でもBlogを書くために調べて初めて知ったんだけど、あのダンスはHopiのHoop Danceという有名なダンスでした。何だか世界大会まであるようで、信じられないような高度なスゴ技も沢山あるようです。そういうのも見てみたいなと思うけれど、ほっこりしたファミリー的なあの日の湯島天神で見たダンスの衝撃は宝物です♡

シルクドソレイユもTOTEMという演目でNative American(American Indian)の優勝者の青年をプリンシパルに迎えてHoop Danceを取り入れていたとか。湯島天神の時の写真はないので、いくつか載せたHoop Danceの写真から、MariTAMTAMまりが見たダンスを想像してみて下さい。4色の輪っかの演出の資料はどこにも見当たりませんでした。特に最後のキメポーズ(^^)想像してみてね~~

明日はWinterHawkウィンターホークのBUS旅の続きを書く予定です。昨日から何回もメールで色々やりとり中~~お楽しみに~~~

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