卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(2)

伊豆大島公演の思い出ストーリーの<2>です。今回のシリーズは、個人的な思いがいろいろ詰まっているけれど、軽く読み流して貰えたら、、、と思います。「HEY!WAO!」の前身グループ「MYリズムネイション」から新しく「HEY!WAO!」が生まれる時に、この体験やプログラム作りが大きなヒントになりました。思い出話としてきいてください~(^^)。文中に「神様」という言葉が時々出てくるけど、特に特定の宗教の神様というのではなくて、大きな意味での神様です♪POPなカンジでの神様。 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(1)から続けて読んでね?

<神様の応援がキタ?公演の2本柱>

 公演に至るまでの限られた時間内に、考えて決めて準備しなくちゃいけないことが沢山あった。例えば、公演内容。「どうしたら大島町の皆さんに喜んで貰えるか?」これはMariまりの仕事なので一人で色々と悩んでいた。自分で考えていた柱は2本。

1つは日本語の言葉の力、言霊でもパワーを伝える。黒人歌手グループへの依頼なので、どうしても英語の歌が中心だけど、街のお年寄りから小さい子までが参加するから今回はどうしても日本語を入れ込みたい。

もう1つは、お祭りみたいにほとんどずうっとみんなで一緒になって歌ったり踊ったり出来る公演にする。被災後にほとんどが疎開してしまって今は60人だけの高校生と、町の老若男女の皆さんがただ「観て聴く」だけの公演ではなく、皆のカタルシスになるような公演。私達はタイコ持ちの盛り上げ役をやるのだ。もともと参加型プログラムをやってはいるけれど、いつもより以上にお客さんが参加出来る公演にしよう!

皆で参加することで、その場にいる自分達だけでなく、自然や、目に見えない精霊や亡くなった方々にも喜んでもらえるのではないかしら。もちろんただの思い込みかもしれないけれど、所詮は自分の思い込みでしか生きてないのだから、せっかくならこの素敵な思い込みを信じよう。

一番葛藤したのは、被災なさった方々と同じ想いを知らないよそ者が、「頑張って下さい」とか、とても言えないという自分の気持ちだった。考え方によっては、自分がその台詞を言う役を担っただけと開き直って、「頑張ろう大島」と言えばいいじゃないかという考えも確かに有りで、そういうコメントをしている人は沢山いる。受取る側がそれを求めている場合もあるだろう。ただ、9.11、3.11以降、自分はまだそこまで思えなかった。でも今回は、「音楽があるから大丈夫!音楽の力、言葉の力を信じて全てを任せ、自分は想いを伝える媒体になればいいのだ」と、改めて気づかされた。

プログラムを作るためにまず、曲は今回の大島の皆さんを思った歌詞の内容で選んだ。英語だから伝わらないかもしれないけれど興味を持った人が後でひも解けば「そうかそういう歌だったんだ」と気づく時があるかもしれないし(^^)。もちろん、楽曲、音楽としても力強く、自然に高揚したり踊ったり盛り上がる名曲じゃないとね。

相方と徹夜して「聴いていて元気になり、しかもローレンスの魅力が炸裂する有曲」探し続け、ばっちりの曲が見つかった!見つけた時は、神様の応援を感じたな~~今ではHEY!WAO!の大事な曲となっている。WBSのテーマ曲にもなっている力強い、アノ曲だ。曲の最後にMariTAMTAMのオリジナルアルバムから「日はまた昇る」という曲を皆で歌えるようにメドレーにした。

「越えられない夜なんかない。必ず日はまた昇る。ウソじゃない、夢なんかでもない。ただ自分のことを信じ切るだけ。」「この暗闇をくぐりぬけたら、新しい世界が待ってる。逃げ出しても繰り返すだけなら、立ち上がって歩き出してみよう。」

それから、公演数日前にたまたまテレビをつけて偶然見た番組。この偶然も、神様の応援だと思った。自分の決めた公演の2本柱に自信を持てたのは、この大島の特集番組を見たおかげも大きかった。番組の中で、2月からの椿まつりを迎えるにあたり、奥様をなくされたおじさんや、ミス椿の高校生の心の葛藤のリアルな声を聴いて、ハッと閃く事があった。「もう何もやる気にならなかったけど、、、、、俺がまた椿の種の根付を作って売ってる姿を見たらアレも喜ぶかなと、やっと少し思えるようになった、、、店を出したらいろんな人と話しが出来たりして、ちょっと気持ちが明るくなったし。椿まつりは毎年あれと楽しみにしていて、今年も一緒に、祭りに、、」と、おじさんは涙に言葉を詰まらせていた。

こういった方々に「頑張ろう、頑張って」と歌うのは、今の私の力では無理だけど、言葉に乗せて、先立たれた方の気持ちや大自然の大きな恵み、神様の愛を伝えることなら出来るかもしれない、、、と、ふと思った。(言葉にすると大げさだけど、誰もが知っているさりげない愛のこと)~これは、自分が両親を亡くしたからこそ気づけたのだと思う。

親の愛は、ほんとうに偉大だ。自分の「死」を通してさえも、バカな子供に大きな気づきを与えてくれる。~そこで、有名なディスコの曲の皆で歌って踊る繰り返し部分を簡単な日本語に変えて「I love you babyどんな時もI love you baby どこにいてもI love you baby愛しているよ」と、皆で歌えるようにした。歌詞は音楽と共に、その場でただ消えてしまうかもしれないけど、でも、もしかしたら心の片隅に残って、ふとした時に希望へのヒントになるかもしれないと願って。この曲も、CMでしょっちゅう流れるようになったから、面白い。

そして、卒業式ももうすぐ、おめでとう!♡3年生を送る会 に書いたゴスペルの名曲で「This Littel Light of mine」。。これも神様の応援としか思えない感じで、閃いた。先に自分が歌いたい詞が頭の中にあって、そんな曲はないかな?と即興メロディーで歌いながら探していたら、「きらきらひか~るぅ~~♪」と歌ったメロが偶然「I’m gonna let it shine」のメロとシンクロしたのだ。それで、この曲を探し当てることが出来た。この曲もいまではHEY!WAO!の定番の、お客さんと一緒に歌うレパートリーになっている。

まあ、そんなこんなで、短時間にもかかわらず、土壇場でステキなプログラムを思いつけたのは、私MariTAMTAM自身の力ではなく、自分を超えた何か?神様?が「やれやれ、しょうがないな、ちょいと助けてやるかのう」と、応援してくれたとしか思えない。神様の応援がキタ!と、何回もガッツポーズをとったMariTAMTAMまりだった。そしてこのプログラムが、のちにHEY!WAO!のコンサートにの土台になっていった。。。。。。。。

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