こすずちゃん救出大作戦☆ピッ♪

日が長くなって、4時半くらいでもぜんぜん明るいこの頃。太陽の光が夕方色で柔らかくなっている時間に楽器と衣装をスーツケース2台に入れて、最近きれいに舗装しなおされた歩道をFちゃんとコロコロ歩いていたら、パーキングの出入り口で、ふと気配がして足元をみたら、Sサイズのゆで卵くらいの小さな茶色い生き物がうずくまっている!「なんじゃこりゃ?」生きてる?

 

Fちゃんと、しゃがんで覗き込んでみると、普段見ているのよりかなり小さいのでパッと見わからなかったけれど形はスズメ。スズメの子どもだった。巣から落っこちちゃったのか?飛ぶ練習中か?疲れ切っているのか眼もつむり気味で、うずくまったまま、あんまり動かない。けど生きてる!♡なんて、ちっちゃいの?スマホをとりだして、ぱちりと写真をとったけど、比べるものがないから、どんだけ小さいか見てもわからないかな?

 

それにしても、ここ、パーキングの出入り口じゃん!もう飛べるのかな?ママはどうしたんだろう?巣、どこ?パーキングの出入り口は右手はマンションの玄関で背の低い植物の植え込みがあるくらいで木はない。それと反対側は植物なしのつるんとした建物だし。、、歩道の上は電線だけで木は見当たらない。車道を渡った向こうには木が何本もある。まさかあっちからココまで1人で来たのか?Fちゃんとあれこれ心配したり想像してると、歩道を自転車が走ってきた。

「危ない危ない」慌ててスーツケースと自分たちの体で こすずちゃんを囲んでプロテクト。(子スズメなので、勝手にこすずと呼ぶことにした。)こすずが、ちょっと反応してこっちを見上げた時の写真です。か、、、、か、か、かわゆい♡胸きゅ~~~ん♡「どうしよう?このままここにいたら、また自転車とか車とか、人に踏まれちゃうよね」しかもこの辺の夕方は”世界の中心はワタシ族”が大勢・ご主人だか僕だかとお散歩するコース。そうこうしているうちに今度は車がパーキングから出てきた。また2人でプロテクト。電動ママチャリと子供の大集団。見つかると一番やっかいだからかなり気合を入れてプロテクト。

空や電線や周りを見上げていると、ママらしきスズメがついに登場。Mari達を警戒しながらも子供のためにピピッチチチッと鳴いて近くに舞い降りた。うずくまっていたこすずが、急に元気になって弾けるように猛烈なヨタヨタ歩きでママの所に駆け寄っていった。ママはこすずを安全な車道寄りの土のある植え込みに誘導して、エサをあげている様子。「ああ、よかった。ママが探しに来たんだね」見ていると、どうやらこすずはまだ飛べないみたい。(写真はこすずのしっぽ。急に動いたのでしっぽだけ・笑)

ママはエサをあげて、植え込みのところにいるように言い聞かせて(多分)また飛んで行ってしまった。そこにじっとして待ってるのかなと思ったら、すぐにママを探してノコノコ歩道に出てきてしまった。オーマイガ~~。そこにまた自転車。ここ、こんなにチャリ通ったっけ。プロテクト隊出動~。Mari達が近づくと植え込みに方にちょっと戻ってくれた。それにしても、このままママが来るまでほっておけない感じ。結局2人で誰かが通るたびにプロテクト隊になりながら、ママを待つ。しばらくすると戻ってきて呼びかけてまた餌を上げて、また飛び去った。こういう場所にいると、ほんとうに保護色なんだね。そんなこんなで小一時間くらい、こすずのボディガードをしていたけれど、飛べないんじゃ、どっちにしても、ここは危ない。こっちも時間がなくなってきたし、、、そこで、Fちゃんとさんざん考えたあげく、こすずが自力では乗り越えられない、マンション玄関の植え込みの中に移そうということになった。自転車や”世界の中心はワタシ族”や、元気いっぱいの子供や車やカラス、心配のタネはいっぱいある。でも、歩道脇の植え込みより植物も生い茂っているマンション玄関の植え込みなら、猫にさえ見つからなければ安全だろう。

野生動物を直接触ってはいけない(人間のニオイがつくし、お互いに良くない)ので、帽子とおおきなビニール袋で、ふわりと持って、さっと目的地に移す作戦を決行!さすが野生の赤ちゃん、いざとなると、ちょこちょこと逃げる。あんまり追い回すと弱ってしまうし、ショックを与えすぎてもいけないので、Fちゃんとあらかじめ、こまかく打ち合わせて両側から近寄り、首尾よくFちゃんがそっとくるんで、さっと植え込みに置いた。お見事!でも、こすずにとったら、死ぬ思いだったに違いない。あとは、ママがこすずを見つけてくれさえすれば、最悪、何日かここでママに餌を貰いながら、飛べるようになれば生き延びられるだろう。とはいうものの、そのままでは離れられず、ママが見つけてくれるまで、待つことに。。。。。

戻ってきたママは、自分が誘導した歩道脇の植え込みにこすずを探すけれど、どこにもいないので、あちこち探し始めた。「こすず!鳴いて鳴いて!ママを呼んで!」ところが、人間につかまったショックのせいか、息をひそめているのか、全然鳴かない。ママはしばらく探して、また飛んで行ってしまった。「どうしよう、移したの、まずかったかな」「でもあのままだったら絶対危なかったし」ますます心配になる2人。「あの植え込みにヘビとかいたりしないよね?」「ヘビなんているわけないよ。でも全然鳴かない。これじゃママに見つけて貰えない。困ったな」これはもう、とにかく親子の再会を確認しないことには。しばらくすると、ピッッ、ピッッ、ピッッって、こすずが鳴きはじめた。「やった!鳴いた鳴いた。」あの小さいからだなのに、声は意外と大きい。動物や人間の赤ちゃんの声がすんごく大きいのは親を呼ぶため、生きのびる唯一の手段なんだな~~って実感。

再び、飛んできたママが、こすずの声に気がつき、マンション玄関植え込みの方に行った。もう大丈夫。Fちゃんと、心からホッとして、コロコロ自分達の目的地に歩き出した。今日の体験をしたこすずは、どんな大人になるんだろうね。用心深いスズメになるか、昼休みに公演でお弁当を食べている人におすそ分け貰うスズメになるか、、、夢でいいから「おかげさまで、りっぱに飛べるようになりましたよーピピピっ♪」って、会いにきてくれないかな~「Mariちゃん,何言ってるの?恩返しなんてあり得ないよ、恐ろしい怪物だって思ってるはずだからね。その考え、”世界の中心はワタシ族”になってるよ」Fちゃんがあきれて注意する。わかってる、わかってるけど、ちょっとそう思っただけ(>v<)Fちゃんに、こすずを持った時の感触を訊いたら「ほんとに小さくてこれくらいしかなくて、すごく軽かったけど、その割に足はしっかり大きかったよ」へぇぇ~~,子スズメをちょっとだけでも、持つ経験なんてなかなか出来るもんじゃない。Fちゃん、いいな。まあ、ふだん、虫も殺せないで、ティッシュでふわりとつかんで、外に放しに行くFちゃんだから、上手にふわりとこすずをつかまえあげられたんだけどね。

はーい、このラストの写真は消防署の玉砂利アート。白い玉砂利をキャンバスに、ポップでかわいいアートのメッセージが、、、きけば、日替わりだったりするそう。すてき。猛者(もさ)って感じの逞しい消防士さん達だけど、どんな方がどんな表情でこれを作ってるのかな*受付でこちらを見ている消防士さんにペコって挨拶したら嬉しそうに笑返してくれた。よくみてみて?雨の字にはちゃんと水色の石が、雨粒みたいに、、、左下は緑の花壇。ついでにそこに、こすずも描いて欲しいな♡

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