国立劇場大稽古場初めてづくし(4)センターに辿り着けない~

さて、一通り準備完了。弟子組が手伝う事がもうなくなり何をしていいかわからないって雰囲気になると、師匠がすかさず場を読んで、各自場当たり確認するようにと指示。各自が1曲、お互いに関連性のない曲を踊るので、その度に幕が下りるものらしいです。何回か大劇場に日本舞踊の会を見に来た時も、1曲毎に幕が降り、次の曲で幕があがると舞台装置も総取り替えで石橋や祠になったり、太鼓橋がある江戸の町中になったり、一面のしだれ桜になったり、釣鐘になったり、それはそれは贅沢で豪華で圧倒された。装置の規模はさておき、演目が違う上に人それぞれ、登場の仕方や演出も違う。例えば、板付き(幕が開く前から、舞台上の所定の位置に居る)、迫=セリ(下からジャジャーンと上がって登場する装置)から、鳥屋から花道すっぽん(花道にある小さなセリ)から、上手そでから、等々。青字はクリックすると、写真付きのわかりやすい文化デジタルライブラリーの歌舞伎辞典にとべるので、写真を見てネ?

そんでもって、mariは上手から舞台中央=センターまでゆうっくり歩いて登場する「蓬莱」という曲。舞台そでから、センターまでの距離を測って、曲が始まってからどれくらいのタイミングで出るか自分で逆算して探らなくてはいけない。歩数を数えたり、板目を確認したり目印を探したりしていたら、師匠から「Mさん、下向いたり横向きながら登場出来ませんよ。」ゲゲッ☆そうだった。自分の正面を見つめながら登場するんだから、何にも目印に出来ないんだ!衝撃!歩数と歩幅をしっかり確認しなくちゃだ。おお、これはこの前見た、お能と同じでは?歩数だけを頼りにポイントにビシっと止る・よ~~し!やっみせようじゃないの(@。@)

。。。と張り切ったMari。いよいよ自分の番になり、緊張しまくりながらも歩数を頭の中で再確認して、まっすぐ前を見ながら、しずしずと登場。(ここだ。よし!)センターに辿り着いて、じわりと舞台正面を向き、次の振りへ、、、☆☆☆☆☆☆ここで、さらなる衝撃が、、、☆☆☆☆☆「Mさん!どこで踊ってるんですか?まずセンターに来てください!こっちですよ!」師匠の声で我にかえり、声のする方を見たら演出席のセンターにいる師匠がまだずうっと先に、、、。なんでこうなるの???あたふたとセンターへ小走りし、続きを踊ったけれど、もう、ガックリ、、、、、、どんだけ緊張してたんだろう、、、とほほ

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