国立劇場大稽古場初めてづくし(5)後見さんって凄すぎ!①忍者?

国立劇場大稽古場初めてづくしシリーズの続き、その(5)でーす。今回から、この日本舞踊のお浚いで初めて間近に色々見て感動したモノ、スゴイ!と絶叫してしまいそうだったものを紹介していきますネ♡

❀スゴイ!その1つ❀「後見さん」。歌舞伎やお能や日本舞踊の舞台に必ず居る、必要不可欠な存在=「後見」=演者に影にいて介添えする役(小道具を渡したり衣装替えをする)。Mariみたいな一般ピーだと、「後見」という言葉より「黒子」って言葉で何となく知っていた存在でしたが、この役、間近に見るとスゴイことをやっていてビックリしました!お能、歌舞伎、舞踊では、同じ「後見」でもいろいろと違いがあるようです。  後見さんは、歌舞伎だと黒衣(黒木綿の着物と頭巾)を着ており、舞踊などでは通常黒紋付きに袴を着ています。観世流の能舞台を観に行った時は、後見の人は紋付袴姿でした。ただ、お能の後見は*シテやワキ役の能楽師が本番中何かあって演技が続けられなくなったときには即座に代役を務める存在でもある*とお能の入門書に書いてあり、実際に観にいったお能でも、観世銕之丞さんが後見をつとめていたりしました。日本舞踊はさすがに、代役を務めるということはないそうです(笑)。

でも、踊りの振りは当然覚えていて踊れるんだって。それはとっても納得。だって、踊り手が踊っている途中でも、邪魔にならない絶妙なタイミングで、すすすっと近づいては「引抜き」=早替えの一種=の仕掛けで袖などにあるボタン?(これをひっぱると仕掛けの糸がひきぬける仕掛け)を素早く引き抜いては、すすすっと離れ、、、、、またベストなタイミングですすすっと近づいては次のボタンをくいっくいっと引いて糸を引き抜く。でもどんなに仕掛けを引っ張っていても、踊り手の姿に全く影響がないのがこれまた、スゴイ!袖が引っ張られることもないので踊り手は何の負荷も感じないで踊り続けられる。

それから、正座の高さですすすっと近づく時のスピードとなめらかさがスゴイ!まるでアメンボか、水鳥が急ぎ目で水面を滑るように進むの!!足の下に特殊なルンバでもあるじゃないかって位なんです。その時に上半身の姿勢も美しく保ったままなのもスゴイ!動きの全てが舞いのように美しい。カッコイイ!

 

あと、よく長~い針金の先についた蝶々が、演者のそばでヒラヒラ舞ってるのがあるでしょ?あれは「差し金(さしがね)」っていうんだけど、あれをヒラヒラ飛ばすのも後見さん。客席から見た時に一番「絵になる」絶妙な位置でヒラヒラさせてるの。時には、演者が後向きになっている時にすっと汗を拭いてくれたり。また、演者が前を向いてキメてる時に、裾の形などを整え直してくれたりも。。。細やかな介添えの守備半径もスゴイ!!能の後見さんは、視界の狭い演者がほんの僅かでも体の向きがずれてたりするとさりげなくその角度も調整したりするそうです。

 

Mariの初体験は全て日本舞踊系なので、レポートはそのつもりで読んでね?あと、いろいろな文献を調べ直して書いてるけど、間違ってることもあるかもしれないので宜しくお願いしますm(_ _)m

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