国立劇場大稽古場初めてづくし(8)見立てが面白い♡

日本舞踊をかじりはじめて初めて知って、面白い!って思ったことが「見立て」。扇や、手ぬぐい等を使って、それを他のものになぞらえて表現する技法って教わった時は(ああ!なんて面白いの!)ってワクワクしちゃいました。よくよく考えて見ると実は、歌舞伎や落語でも、何となく見てはいたんです。でもあまりに自然だったので、気付いてなかったのだ。みんなも何回かはきっと見てる。

 

ほら、落語でおそばをたぐるシーンの時に扇子をお箸みたいに使って「ずずず~」ってやるでしょ?扇子が自然にお箸に見えてなかった?それとか、煙管みたいにふかしたり、ポンッてたたきつけたり。説明されなくても、煙管だと思って見てた。あれも、「見立て」という表現技法なんだって。

 

♡日本舞踊には扇を使った「見立て」の技法がいろいろと使われているそうです。いくつか例えを紹介しますね(^^)♡盃とか、徳利、おちょこ♡お酒を注ぐ、飲むなどのシーンは初心者Mariでもすでにいくつかフリで体験済み。”盃でお酒を頂いて、飲む、飲み干す”。これがメチャクチャ難しかったです。持ったことも飲んだこともないので、まず、こぼれないように口元に持って行くのがわからず、ふちにおっとっととそっと唇をつけて、そこからゆっくり傾けて飲むことも知らず、いきなりガバッとやってしまった。「そんな飲み方じゃ顔にバシャっとお酒がかかってびっしょりになってますよ」と先生に大笑いされました。。。基本の頂き方や飲み方に加えて、キャラやシチュエーションにより自分が表現したいように仕草も工夫するんだから、道は遠い。

お酒を注ぐところのフリも、普段注いだりしないのでまたまたガサツにやってしまい「自分のすぐそばで注いだら相手がうけにくいでしょう?相手のそばに手を差出しながら注がないと、、、」と注意。ほんっとに難しや。昔の時代劇を見ていると、さらりとステキにお酒を注いだり、着物の裾をはらったり、のれんをくぐったりする仕草が様になっている女優さんがほとんど。すねる仕草とかも日舞で使う動きだったり。。。日舞の基本が身についている女優さんが多かったんだね。男優さんも、「う~^さぶいさぶい」って懐手にするとか、「くわばらくわばら」って首をすくめるとか、ゴキゲンでちょんちょん歩いてる時の仕草などなど、歌舞伎や日舞の素養がある人ばっかり。芝居のために日舞勉強し始めてから、芝居を見ていると見えてくることがすごく増えましたなりん♪

♡煙管や手紙やお花♡潮来出島という曲をお稽古したときに、菖蒲の花のつぼみが咲くフリがありました。面白いなぁ~~~。このフリも教わってから、テレビの歌舞伎や古典芸能の日舞で偶然見かけたりすると、なめらかでキレイなフリで、別物でした。トホホ

 

 

♡船頭の棹、駕籠かきや旅人の杖♡これも実際にお稽古した曲のフリでやったけど、難しかった~。船の棹なんて持ったこともないっす。パントマイムの世界です。長ーい棹で川底を押して小舟を漕ぎ出すとか、ハードル高すぎ。駕籠かきの杖に至っては、またまたお笑いの域に、、、時代劇を思い出してみて?「えいほっえいほっ」と言いながら右手に持った杖を前後に振って駕籠かいてるでしょ?

あれは2人が息を合わせるために拍子をとっているらしいんだけど、杖ってどの辺で振ってるかわかる?わからないよね~?Mariはわからんかった。自分の右胸の前あたりでちょこちょこ振ってたら、また大笑いされてしまったよん。「お扇子は短いからわからないだろうけど、実際に杖を持ってそんなところで振ってたら、膝に当たりまくってますよ。しかも後の相方から全く見えないから、息を合わせる役に立たないです。」もっと体の横で振るもんらしーです。

♡風に散る落ち葉♡これも、今取り組んでいる「蓬莱」に出てくるフリでありまっする。工夫のしどころらしいです。先生のお手本は、みる度に色々な舞い散り方をする落ち葉が見える。

 

 

♡刀や槍や傘などに「見立て」る♡などなど、まだまだ他にもたくさんあるみたいです。日舞を見ながら、扇をどんなふうに使って、何に「見立て」ているか想像するのも、楽しいです♡上手な踊り手だと、ほんとうにタメイキが出るくらい美しい動きで、風に散る落ち葉を「見せて」くれるんだもん。もっといろいろ見たい、、、でもそんな観に行くお金も時間もない、、、、というわけで、とうとうこの前、ヤフオクで玉三郎さんの全集を買ってしまった、、、(^^)むふふ。みんなもテレビなどで、歌舞伎や落語、日舞をやっていたら、ちょっと意識してみてみてね?ちょっと面白いと思いま~す。それにしても、あと何年やったら、お笑い系の踊りじゃなくなるんだろう、、、やれやれ

 

 

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