「ペリリュー 楽園のゲルニカ」ぜひ読んでみて!

毎度♪よく通っているツタヤの「このマンガがすごい」コミックコーナーに並んでいたマンガで、絵がかわいいし最近多いリアルで残酷なシーンもなさそうなので、つい軽い気持ちで借りてしまったマンガ1~3巻。

 

1巻を読み終わった後、ズゥ~ンとなってしまった。映画「キリングフィールド」を観た時は1か月位立ち上がれなかったし、「ミッション」もかなりズゥンときたけれど、まさか、このかわいい絵のマンガで、こんなになるとは、、、、何の前知識もなく読んだので、衝撃でした。それくらい、戦争の怖さや愚かさ、哀しさ、虚しさが伝わってくる作品です。かわいい絵で淡々と描いているから逆に重いのかもしれない。。。「永遠の0」が描いていることとちょっと重なる部分もありました。

 

 

もう12万部売れているそうです。逆にこういうマンガがこれだけ売れることに、希望を感じたりもします。そして、ちばてつやさんが絶賛して一番読んで欲しいマンガだと勧めていたり、手塚治虫さんがとった「漫画家協会賞」も受賞してました。つまり、話題作でもあったのでした。読めてラッキーだったと思います。

正直、硫黄島やガダルカナル島は知っていたけど、「ペリリュー」という可愛らしい響きのこの島のことは全く知らなかった。恥ずかしいです。でも、知らなくても、こういう形で伝えてくれるモノがあるから、出会えて、知るコトが出来た。バトルゲームとか、アクション映画のバトルシーンとか、死の恐怖や痛みの経験と繋がらない=リアリティがないのでついカッコイイと勘違いしがちな怖さがあると痛感しているこの頃、ぜひ、このマンガを沢山の人に読んで欲しいなと思い、紹介しました。

NHKの番組HPにちょうど画像つきで紹介されていたので、下記をクリックしてみてね?

NHKけさのクローズアップ「ペリリュー=楽園のゲルニカ」