ぜひ観てね?「夢食堂の料理人」

5月22日にバイファルレボリューションのアブドゥと、ソフィケルギのボガが、ドラマにちょこっと参加する話をしたでしょ?・・て、前すぎて覚えていないよね(笑)守秘義務というのがあって詳しく公表できなかったの、ごめんね!この日のブログにちらっとだけ書いてます。→ Blogあれ?youは、アノCMの おもしろさん!

 

オンエアまで1か月をきったので、お知らせしま~す。ドラマはNHK制作放映で、タイトルはNHKスペシャルドラマ「夢食堂の料理人~1964年の東京オリンピック選手村物語~」

 

~1964年の東京オリンピック選手村物語~という副題の通り、1964年当時の、東京オリンピック村のお話です。東京オリンピックは、当時の日本人にとっては”総勢7000人の選手団が来日する”という、前代未聞の大イベント。初めて大勢の外国人を迎える日本のスタッフサイドは、世界各国の人々をどう迎えるか、もてなすか、大変な苦労をします。

なぜなら!?様々な国々の文化や風習について、知識も経験もほとんどないから。競技場の表舞台に関わる人だけでなく、オリンピックには実はあまりスポットがあたらない裏方スタッフが大勢いて、その人達の支えもあって、いつも無事に終わることが出来ている。私達はあまり気にしたことのない、そんな裏方スタッフの中でも、当時の選手村の選手団たちの日々の食事を支えた料理スタッフの大奮闘にスポットをあてたドラマです。言われて見れば、たしかに!私達一般ピーだって、毎日の食生活がストレスなくきちんと出来ないと、体調管理も出来ないし、精神的にもきつくなる。栄養が足りていても美味しくない、食べなれないお料理が続いたら大変。。。。。まして、外国人の選手、しかも世界最高峰を競いあるレイコンマ・ピーポー達です。

この選手団の食生活を支えるために、日本全国から300人の料理人たちが集められたそうです。アジア、ヨーロッパ、中東、アメリカ、中南米、等々等々の国々から来日する選手団たち。宗教もさまざま。食材だって、きっと様々。味付けだって当然さまざま。知識も経験もない日本の料理人たちは、初めて尽くしのこのプロジェクトに一生懸命に取り組み、選手団の人達の滞在期間の食生活の安全と満足を支えるべく、頑張ります。

このドラマはそんな、東京オリンピックのために集められ、大奮闘する料理人たちの物語なんだって(^^)もちろん、心のこもった美味しい食べ物は人の心も繋ぐ。きっと、外国人選手団の人達との交流や信頼関係のお物語も紡がれているでしょう・・・・うんうん。1960年の日本って、今の外国人が沢山訪れたり住んでいる日本からは想像も出来ない世界。主人公の若き料理人たちが、初めて選手村を訪れ、様々の国々の人々で溢れる選手村を、右往左往しながら歩くシーンに、我らがアブドゥとボガが登場します。長回しのカメラのシーンなので、何回も何回もテスト、直し、テスト、リハーサル、テスト、、、丁寧にシーンを創っていくスタッフも、出演者も、炎天下の下、汗だくでフラフラ。アラブ役の役者さんに「お金持ちさんが来た~~。何かプレゼントしてくれるのかな?」と声をかけると、堪能な日本語で「お金持ちじゃないよ~~わははは」。「凄いお金持ちに見えるよ~~」とボガ。グリーンバックの準備待ちなど、緊張がほどけて、音や映りこみに気をつかわなくていい時間は、役者さん同士で交流したり。

アメリカチーム役の皆さんも、昔風の衣装で楽しげに記念撮影してる演技で、明るく盛り上げていました。軽くジョギングするアジアの選手達。

 

 

自転車を乗り回すヨーロッパの選手、国際色豊かな選手村の様子。(赤いジャージの彼は、このシーン撮りの一番最後に、”ちょっと自転車から降りて歩いてみて?”と言われた時、「エ~~、僕のアイデンティティを取り上げるの?」と言って、みんなが大笑いになりました。それくらい、撮影には時間がかかり、彼はずうっと自転車に乗っていたんです。そんな選手村のシーンの中に、突然ジャンベとサバールの音が響き渡り、主人公も度肝を抜かれます。そう!その音のする方を見ると、アブドゥとボガが演奏している姿があるのでっする~~。

写真で2人を探してみて?アースオレンジのTシャツに黒っぽい楽パンのボガの衣装があまりに素朴で驚くと思うけど、これは、オフの時のアフリカ選手の衣装ということで用意されました。最初、アブドゥがこの衣装を渡されたんだけど、彼が一瞬、凍ってしまったので、Mariは慌てて、「ボガさんの方がだいぶ背が高いので、選手団のジャージ・セットアップはアブドゥさんしか着られないと思います。。。」と、衣装さんにお伝えしたのでっする。アブドゥは自他共に認めるオシャレさんなので、、、

 

というわけで、アブドゥはブルーグリーンのジャージを着ているわけでありまっする。ドラマの撮影現場は、ものすんごく久しぶりだったので、機材や撮り方に興味深々のMariでした。主役の役者さん達のことは、遠慮して写真撮りませんでした。ハイ。柳川監督は大柄で、頭に巻いたバンダナが印象的でした。

でも、Mariが一番印象に残ったのは、カメラマン助手?の女性スタッフさん達2人でした。

 

先輩らしい、ちょっとぽっちゃり体型のショートカットの女性スタッフさんが、カメラさんが動くたびに、ささっと重たい大きなレフ版を移動させ、太陽光を反射させて、素早く確実に撮影対象空間を明るくさせているんです。広い画角だと、明るくなってるのかどうか、シロウト目にはわかりにくいんだけど、ずうっと追ってると、たしかにぱあっとその一角が柔らかく明るくなっている。後輩らしい背の高い細身の、髪を後ろの束ねた女性スタッフさんも、同じように働いていました。レフ版の位置が高い時は大変☆まず、高く設置するのが大変!そして脚立に登って、レフ版の角度を調整。でね?あのネ?「レフ版」って書いているけど、写真を見てくだされ。こんなに大きいのです!!!(@。@)下の方にある黒い袋2個は重りだと思う。これをあっという間に畳んだり、拡げたり。休憩時間に見ていたら、先輩のショートカットさんが後輩のポニーテールさんにアドバイス。「時間がない時はこうやって、入り込んで肩でしょうといいよ?」と実演。見ていたポニーさんは「はぁ~~へぇ~~なるほど~~」と、さっそくショートさんのマネをして担ぐんだけど、なぜかうまくいかず、大きなレフ版が安定せずにぐらぐら、本人もヨロロロ~~。「?あれ??おかしいなぁ、もっかいやらせてみ?ほら!こう!こういう感じ!」「あ!わかりました、なるほど!」。

でも、なぜか、同じ様には上手くいかない。ショート先輩だと、ピタリと体に吸い付くように落ち着くんだけど、、なんでだろう???つい一緒になって悩んでしまうMari・・・「う~ん、なんでかなぁ?でもそのうち落ち着くポイントがわかると思う。あ!あとね、風が強い時は危ないから、いちいちこうして畳んで持つように。版が大きくて煽られて危ないからね?」「あ、はいっ!ありがとうございました!」。そうして、ショート先輩は別の仕事をしに、その場を去って行ったんだけど、その後も、ポニー後輩は、ずうっと、教わった担ぎ方の練習をしていました。感動したぜい(>v<)今頃は、コツをつかんでサクサク担いでいるんだろうなぁ~~。リスペクト!これだけ大勢の人が一緒にチーム仕事をして、時間をかけて、やっとワンシーン。役者は待つのが仕事と先輩に言われたことも思い出しました。ドラマ制作にお金と時間がかかる=====納得です。

 

アブドゥとボガの登場するシーンは、ほんの一瞬かもしれないけれど、国際色豊かな東京オリンピック選手村に鳴り響く太鼓が聴こえたら、それはアブドゥとボガで~~す♡白い衣装のジョシュアさんが踊る役で、アブドゥ達が隠れてしまいがちだったけど、演奏の手元と音だけも撮っていたので、音だけでも使われるかも??そうそう、それから、この日のお弁当について事前にスタッフさんに「食べられないモノはありますか?」と電話で訊かれた時に、「はい、あの、2人ともムスリムなので・・・」と説明を始めたら、すぐに「ああ、わかりました!ダイジョウブですよ~」と言われたことにも、驚いたんだっけ・・・いつも、説明する時に色々と言葉を選らんでわかって貰うんだけど、ツーカーなんだもの。きっと、ムスリムの選手のためにハラル料理を作るために料理人たちが苦労するシーンもあるんじゃないかな?(^~^)

ドラマ、面白そう!!!みんなもぜひ、みてね~~♡

スペシャルドラマ「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」

【放送予定】2019年7月23日(火) 総合 よる7時30分から8時42分
【作】鈴木聡
【出演】高良健吾 松本穂香 宮舘涼太 渋谷謙人岸井ゆきの 須藤理彩 徳光和夫 市川猿之助 ほか
【演出】柳川強(NHKエンタープライズ)