やばいぜ!よ、「昆虫やばいぜ!」 人類も?

このBlogでも何回も紹介したことがある、NHKの不定期オンエア番組「昆虫すごいぜ!」のオンエアをたまたま発見!ほとんど終わり近かったけど、香川照之さんのカマキリ先生が、なんと!豪華にも海外ロケ、しかも遠いコスタリカに、世界で一番美しい蝶々=モルフォや、珍しい昆虫に会いに行く回でした。「熱帯雨林」という言葉は知っていたけど、大きな自然公園みたいな所があるその地域は、「熱帯多雨林」というそうな。(>v<)今、改めて公式サイトで調べたら、ななななななんと!この番組は、NHKスペシャルだったのでっする!いわゆる、誰もが憧れる敷居の高いあの「エヌスペ」です~。(最初の写真がブルーのモルフォ)

しかも、これまた、今調べて気付いたけど、番組タイトルも「昆虫すごいぜ!」じゃなくて、「昆虫やばいぜ!」でした。(カマキリ先生の写真は公式サイトのモノです)。コスタリカは生物多様性の聖地で、この世のものでないような綺麗なブルーカラーのモルフォという蝶々や、プラチナ色のそれはそれは美しいコガネムシ、特大のカブトムシなどなど、昆虫好き垂涎の昆虫たちが生息している所なんだって。

コガネムシは、近所にいるコを見ても、あまりにも美しくて見惚れてしまうけど、番組に登場したコガネムシたちも宝石のようでしたなり!プラチナカラー、ゴールドカラー、シルバーカラーなど、カマキリ先生が見たかった種類は、全部、出会えていました。

写真をみてちょーらいな♪ただの美しい色というだけじゃなくて、見る角度や光の加減でも変化する、深みのある複雑な色で、その光沢あるボディが輝くんです~~。足先も気がついた?チカリと輝くコバルトブルーでっするっ、ビューティフルっ!まさに生きる宝石っ!(♡c♡)Mariは、昆虫好きでは全くなかったんだけれど、ここ数年、だんだん昆虫の美しさを知るようになってます。男の子達は、小さい頃からこの美しさに気づいているんだね。

 

そして、今回、NHKのカメラマンが高性能カメラで昆虫に寄りまくってくれたので、この前自分でコガネムシを観察した時は、なんとなく触覚の先が3つに分かれているように見えたので、ブログにもそのことを書いた→あの触覚の先が→こんなかわいい形なのも、わかりました♡なんのために、こんな形になっているのでしょう???

 

 

ジャングルのあちこちにいる、天敵から姿を隠すために擬態した昆虫たちの擬態脳力も非常に高くて、あの、昆虫をすぐに見つけちゃうカマキリ先生でさえが、すぐそばを見てるのに騙されて気づかずに通り過ぎることもしばしば。クレイジージャーイーや爬虫類紹介番組でよく登場する爬虫類博士の加藤先生だったら、どうなのかな?(あの人も尊敬しちゃう。)

特大のカブトムシも、すごかった。カマキリ先生の手のひらにほぼ匹敵する大きさ。でも、今回の凄さは、いつものように身近な昆虫、珍しい昆虫の魅力や素晴らしい能力、人間以外の様々な生き物の素晴らしさを伝えてくれるだけでなく、「地球上の昆虫に今、何が起きているか?」をわかりやすく伝え、地球の自然に起きている危機を伝えてくれたことでした。

これは、幼稚園から小学生~高校生~大学生~大人、みーんなに見て欲しいおススメ番組です!恥ずかしながら、Mariも、今、昆虫たちに何が起きているか、その実態を知らなかったので、ものすごく勉強しなり、考えるキッカケになりました。昆虫の美しさや能力を映像で見た後なので、よけいに心が素直に開いていて、昆虫たちを大切に感じている状態だったから、メッセージがすとんと入ってきました。(この手法、うちのゴスペル~HipHopの最初のオリジナル・プログラムに似ている??)

 

実は、ドイツでは8割近い昆虫が激減している異常事態が進行中なんですって。ドイツだけでなく、カリブ諸島、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアなどの各地で行われた調査でも証明されたとのことで、研究者たちの間では「このまま放っておくと、あと100年で昆虫は絶滅する」とまで言われているそうです。とすると、恐ろしいことです。虫は、色々な形で他の生物の食物連鎖や生態系に深く関わり、成り立つようにしてくれている要(かなめ)的存在なんです。例えば、、えーと・・・ほら!花の受粉!昆虫が雄しべの花粉を雌しべの所に運んでるよね?昆虫がいなくなったら受粉が出来ないから種が存続の危機になる。うん、なるほど、、、、植物が育たなくなったら、人間だって食べ物がなくなる。植物を主食にしている生物はもちろんのこと、昆虫を食べる生物も全滅する。

(モルフォは羽を閉じると、この写真のように、かなり地味になるのだ)。それなのに、全昆虫種の40%が減少傾向にあり、3分の1が絶滅の危機に瀕しているというのでっする!!!(>わ<)カマキリ先生曰く”日本でも、東京に普通にいたはずの昆虫が見られなくなったり、また、逆にクマゼミみたいな、なかなか見られなかった虫が東京の空を飛んだりしている。そうした、僕が虫を見てきた人生の中でアッっと思ったことと同じようなことが、自然豊かなコスタリカでも確実に起きていることを実感しました。」
じゃあ、原因は何なのか?我々人類は何をするべきなのか?どうすればくい止められるのか?「昆虫やばいぜ!」は、問題を投げかけてきます。まず激減の原因は何か?専門家により、様々な原因が想定される中、地球温暖化による気候変動、石油や公害による自然破壊、大農場化と大量農薬による極端な害虫駆除、私達の生活に直結する食べもの産業のコスパ、触れるとどこまでも奥深く、欲深い人類のお金や権力欲にまで触れてしまう??遺伝子組み換えで世界を支配しようとしているらしい巨大アグリカルチャー経営戦略の恐怖???、、、、、、、全てではないかもしれないけれど、私達人間が自然界に及ぼしている影響は多大なんだと改めて気づかされます。番組が、今後、いったいどこまで、このテーマを掘り下げるのか?企業スポンサーがないと言われているNHKだからこその掘り下げまで行くのか???そもそも、こういう事にあまり詳しくない者としては、学びたいことも多いので、次回に期待しちゃいます。(^v^)
そういえば、プラスティックゴミで海洋生物や海鳥がとんでもないことになっているニュースも昨今取り上げられ、犠牲となっているウミガメや魚たちのショッキングな実態の映像もニュースで見かけるようになっています。「虫」というテーマでは、あまり視覚化されてお茶の間に届いてきていなかっただけで、実は地球上ではとんでもない事が起きているという警鐘を鳴らす番組になっていて、驚きました。そういう自分、毎日スーパーではパックに入った食べ物を買うし、ペットボトル飲料も飲んでる。ゴミの分別は一応ちゃんとやってるけど、せいぜいがその程度。食品や野菜は安い方が嬉しいし、、、添加物の種類とか、無農薬とか減農薬とか、「遺伝子組み換えでない」という表記が何となく気になるくらいの意識の低さ。考え出すとキリがなく難しい問題に発展していくし、行き詰まるからと、身近に実行できるエコはやるけれど、それ以外の事は何となくゆる~く受けとめるようにしている自分がいる。
添加物のおかげで日持ちがするとか、助かっていることもいっぱいあるから、一概に良い悪いでは語れない問題だと思っています。そして、人に向かって語るほど勉強もしていないので、あまり人に向かってコメントしないようにしている感じです。(@。@)
ただ、未知の物質を体内に取り込む影響は、時を経ないとわからないから、未来を担うキッズ達が大人になる頃になって初めて有害無害がわかるものもあるかもしれないと、思ってます。そして、地球が「ひとつの生命体」だというのは間違いないと思う。気の遠くなるような宇宙規模の時の流れのなかでは、ほんの一瞬でしかない人類の歴史でも、生きている私達にとっては、かけがえのない時だから、やっぱり、答が見つからなくても、地球の一部として、何が起きているかとか、自分=地球を大事にすることを考えるのは、大切だと思いました。キッズがそばにいるなら、キッズと一緒に、考えて語り合うのもいいかもしれません。インターネット、映像の時代だからこそ、こういうエンタメ性も含んだ良質の番組で、そういう問題に触れることが出来る。
ああーーーーなんだか、必死に言葉にしようと頑張ってる感じで、わかりにくくてごめんね(>。<)何となく、汲みとってくださいませ~~
時には、頑張って一生懸命考える時間を持つこと。無関心にならないこと。あきらめないこと。小さくて取るに足りないようなささやかなことでも、出来ることをやること。せめて、それだけでも、続けていくと改めて決心したMariです。
とりあえず、難しいことはおいといて、「昆虫やばいぜ!」見てみてね?絶対再放送やると思うから。「やばいぜ!」がダブルミーニングになってるみたい。「昆虫カタストロフィー」って言葉があるのも初めて知りました。昆虫がやばかったら、人間も一蓮托生でやばいぜ!っていう事みたいです~~。いい意味で「ヤバいぜ!」と言われるようになりたいです(^~^)