アフリカのB.B.Mofrankモフラン、初めてのニッポン(4)アフリカの名前の日本人がいっぱい?

AFYのレポートがやっと終わったので、久しぶりにモフランが初めて日本に来た時のエピソードや感想をインタビューした「アフリカのB.B.モフラン、初めてのニッポン」シリーズの続きを書こうと思います。「ソレ、なあに?」という方、B.B.MofrankビービーモフランStoryB.B meets JapaneseB.B.MofrankビービーモフランStoryB.B meets Japanese2アフリカのB.B.Mofrankビービーモフラン、初めてのニッポン(1)アフリカのB.B.Mofrankモフラン、初めてのニッポン(2)アフリカのB.B.Mofrankモフラン、初めてのニッポン(3)を読んでみてくださいね?

B.B.モフランが初めて日本に来て驚いたことの一つに、日本人の名前のことがあるそうです。「日本人は何でアフリカの名前をつけてるんだろう?って驚いたよ。」MariTAMTAM「アフリカの名前?そんな名前つけてる人、あんまりいないと思うけど、、」B.B.モフラン「エッ!?Mari,何いってるの?あのね、自己紹介した時、アフリカの名前の日本人にいっぱい会ったんだよ。」MariTAMTAM「???」B.B.モフラン「アンドウでしょ、アベでしょ、アズマでしょ、」Mari(そういえば、巨人の星で黒人選手にオズマっていたっけ、、、)B.B.モフラン「ユミでしょ、ナオミもいっぱいいるよ。」MariTAMTAM(ああ、ナオミ・キャンベルって超売れっ子の黒人モデルがいたいた!)

B.B.モフラン「でも、一番驚いたのは、男の人と会って自己紹介し合った時。その人は、自分の名前はサカタだって言ったんだ。エッ?!この人サカタなの?私もサカタ、サカタ族だけど、黒人じゃないサカタ族なんて見たことない。貴方は本当にサカタですか?って聞いたら、はいそうです私はサカタですって言ったから、これはほんっとに驚いた。日本にもサカタ族がいるのか?でもアフリカの私達サカタ族とは全然違うサカタ族だって思った。」

そういえば、アフリカの友人知人と話していると、国は同じでも部族が違う場合がよくあります。そして、同じ部族の人はルックスも何となく似ているし、アフリカの友人達いわく、部族によっておおざっぱに特徴、キャラクターがあるそうなんです。日本で言うところの県民性に似ているのかな?ちょっとデータが少なすぎてわかりませんけれど、最近「あ、なるほど!」と思ったことがありました。

AFYの3日目に出演した「イブライムコナテ&リマニヤ」=AFYアフリカンフェスティバルよこはま2017.3日目(1)イブライムコナテ&リマニアバンドに、来日して間もないブジュというコラ奏者が参加していたんだけれど、初めて見たアーティストさんだったけど、何となく「マンディンカ族かな?」と思いました。昔から知っているママドゥ・ドゥンビアもマンディンカ族で、雰囲気とかルックスが何となく似ていたからそう思ったのです。あとで訊いてみたらやっぱりマンディンカ族の世界的に有名なコラ奏者のグリオの家系の息子ということで、大当たりでした。写真左がブジュ、右がママドゥ・ドゥンビア。(ママドゥ・ドゥンビアはサリフ・ケイタの世界ツアーのギタリストとして来日し、その後日本を中心に活動していたアーティスト。)

アフリカの人は、私達日本人の名前をかなり完璧な発音で呼んでくれます。でも、私達が彼らの名前を呼ぶときは、簡単な名前とムズカシイ名前がある気がします。AFYの開会式典で各国大使の名前を読む時、ムズカシイ名前には超緊張します。身近なところではモフラン、タブー、センセイは言いやすいけど、ンボイとか、ンジャエローズとか、ンゴンゴとか「ン」がついていると、ちょっとムズカシイ。でも、この「ン」、グルーヴやメロディにすごく共通している気がする。HipHopを踊るにしても、この「ん」はポイントになるし。これを身に付けたら、アフリカやブラック系音楽のグルーヴがかなりわかるんじゃないかな。やっぱり、言葉と音楽は密接な関係だから、他所の国の音楽を知りたかったら言葉を話せるようになるのが一番の早道だと思います。とはいっても、それはなかなか大変。なので、音楽の中で探るのでありました♪

ちなみに私Mariという名前は割と世界各国にあるので、友人の国がどこかによって呼び方がちょっと違うんです。フランス語圏の人は「マリー」、セネガルの友人は「ンマリ」、アメリカの友人は「マリィ」、あとはほとんど日本語と同じ「マリ」。