サンキュー♡「とめはねっ!」

井上有一氏は戦後の日本現代美術を代表する人で、戦後まもなく世界的に高い評価を得た数少ない日本の現代の書家です。書の原郷である中国・韓国の若者達の共感を呼び、また欧米美術界の注目も集めています。超恥ずかしながら、全く知りませんでした。今回知る事が出来てラッキー。「書は万人の芸術である。日常に使用している文字によって、誰でも芸術家たり得る点に於て、書は芸術の中でも特にすぐれたものである」 彼の言葉が、今はリアルに心に響きます。字が下手なので、コンプレックスがあるんだけど、字を書く時の気持ちがちょっと変わりました。

そういえば昔、L.Aにダンスクラスを受けに行った時、バスの中で自分のすぐ後の席でブツブツつぶやいている人がいました。一応、日本と違って周囲に注意し常に緊張感を持って行動するように毎朝出かける時に注意されいたので、気をつけていました。明らかにちょっとアブナイ感じだったから。幸い、バスを降りるまで何事もなく、ホッとして降り際にチラッとそのつぶやき叔父さんの手元を覗きみたら、メモ帳にぎっしり、細かい文字や数字を書き続けていました。その字が異常に細かくて細くてキリキリした感じで、見た瞬間ギョッと嫌な感じがしたのを覚えています。(もしかしたら思い違いかもしれないけど)。 文字にも、自分の内面や気持ちが滲み出てしまうって、怖いような、、、。あ、もっと昔、同じ大学のデザイン科出身のデザイナーが、”仕事先には毛筆でfaxを送る”と言っていたのも思い出した!才能溢れる人であの時も「へえ、カッコイイね。変わってるね」って皆で感心したっけ。今でも毛筆で字を書いてるのかな?どんな字書くのかな~

「とめはねっ!」13巻の表紙に描かれている羽織袴のお祖父ちゃんは、三浦先生というエラ~イ書家。若くして書道に打ち込み、イイ線いっていたのですが、ある日、書けなくなってしまいます。「なぜ?その時何があったんですか?」と問いかける1人の男子生徒=縁(ユカリ)。三浦のお祖父ちゃん先生は、迷った末、縁に”自分がある書に出会ってしまったからだ”と教えます。”衝撃を受けてしまったからだ”と。その書を今、縁が見て大丈夫かどうか考え抜いて、縁がその書に出会いに行くのを助けます。他の生徒達も行きたがったけれど、”まだ時期ではない”と止めます。その作品が、前回紹介した井上有一の「噫横川國民學校」です。

縁は、何日かかかるけど「噫横川國民學校」との出会いの衝撃を乗り越え昇華して、再び自分の作品制作に向き合います。ひとりひとりの生徒達がそれぞれに葛藤しながら、助け合い、刺激し合い、成長していく過程は、懐かしいような、羨ましいような、初心を思い出させてくれ、「いや!まだまだ!」と背中をおしてくれました。なんだか一緒に青春してしまった(^~^)へへへ

Mariも、誰かのパワーや勇気や気づきや癒しになるような曲をかきたい、そんなパフォーマンスをクリエイトしたいと、改めて、強く思いました。サンキュー♡「とめはねっ!」

 

書のことをちょっと知りたい方、オススメで~す。