モロッコで買った自慢の美人ちゃん

モロッコの話を書いたら、モロッコで買った太鼓をみんなに見せたくなっちゃった。ので、写真を撮りました~。ジャン♪これでーす。どやどや~どや顔っ(^~^)キレイで芸術的でしょ?モロッコの片面太鼓「ベンディール」。片面太鼓はフレームドラムとも総称されていて、世界中にありまっする♪タンバリンのように円形の木枠の片面にだけ、皮がはってある太鼓。大きさ、皮の種類、木枠の木は生まれた国の環境に合わせて様々だし、他のポピュラーな打楽器類と同じく、現代版では雨や湿度に左右されにくく、チューニングが出来たり劣化しにくいファイバーやアルミの枠や、ファイバー樹脂のヘッドもあります。

でもやっぱり、伝統的な楽器の素敵さにはかないません。なので、後先考えずに、いくつか買って帰りました。アラビックなデザイン装飾がめちゃくちゃ魅力的なんです。打面に絵を描くのは、楽器的には合理的じゃないかもしれない。叩くたびにはげ落ちそうだし、振動でパラパラ剥離する可能性も大。この子はもしかしたらお土産用に飾りたてた太鼓かもしれない。。。でも、楽器としてもちゃんとしていたので、ビジュアル重視と低音重視でひと目惚れしたこの子を買いました!ベンディールは、皮の裏側に羊のガットが2~3本直系に張ってあって(小太鼓のスネアみたいに)、叩くたびに、「ビ~~ン♪ビ~ン♪ベ~ン♪」と鳴る。これがまた、たまらないわけ!!(♡v♡)いくつかyoutubeで現地の動画を見つけたので、興味があったらクリックしてね?アップテンポ系 手元がわかる系

いつの頃からは西洋的には、こうした音はノイズとか雑音として排除されて➔1色のクリアな音が良い音文化的な音という考え方が出てきて、日本もそれに影響されているようだけど、Mariは絶対に絶対に、西洋音楽の譜面では割り切れない=こうしたビ~ン音や雅楽の独特のハーモニーや邦楽のメロディー音程、他の各国の民族音楽のそうしたモノには、より味があり深みを醸し出し、魂をくすぐる力があると思います。うんうん。TAMTAMのTaka君がヤマハの電子楽器の音源開発プロジェクトに参加した時に、わざわざ楽器を揃えてスタジオで録音した民族楽器のそうした音を、波形処理チームが作業で全て取り除いてしまい、処理後の音を聴いて「えっ??あ、ノイズと勘違いしてとっちゃったのね??ソコがミソなのに・・」と、大笑いになったエピソードがありました。。。

さて、この太鼓の側面の枠まで皮でくるみこんであるんだけど、側面にまで絵が描かれています。美人です。カンカン照りの砂漠で、この子を演奏しているアー写を撮ったので、これもポジフィルム探し出したら紹介しますね?円形がなんだか卵型になっているのは、日本持ち帰ってから、だんだん湿気などで変形してしまったからで、元々は真ん丸でした。木枠の内側には、持ちやすいように、指がひっかけられるよう2筋の彫り込みがあります。ただ、悲しいかな、だんだん剥げ落ちていて、鮮やかだった色も変色してしまった・・・他にも、ヘナで手に魔除けのような装飾をするように、四角い両面太鼓にヘナで美しい装飾をした太鼓も買って帰ってきました。自主制作CDのジャケットに使ったくらい、ステキなデザイン。それは、ヘナがパラパラ剥がれ落ち、剥がれ落ちた後も、オレンジ色に柄が残ってそれはそれでキレイだったんだけど、最後は太鼓が湿気で破けてしまい、10年位前にお疲れさまになってしまいました。え~~~ん(>。<)