奇想天外進化中・一噌さんに「ヲヒャー!」

ウン十年前でさえあんなに凄かった一噌幸弘さん、一体どんな風に進化しているんだろう??あの激しいハイテンションでキレキレのままなのか?または今はもう古典のわびさびの奥深い幽玄の世界に入られているとか?気になるっ!気になるじゃありませぬか?!古典の人は、演奏技術や技巧は英才教育でうんと若いうちにかなり自由自在になっているから、あとはそれぞれどのような道行きでいかに深めていくかなのかなぁと勝手に想像しているんだけど、一噌さんは一体、一体、今、どんな感じなの???ドキドキワクワク、久しぶりに胸躍る気持ちで食い入るように画面をみつめてしまったMarichiiです。

まず、ビジュアル的には、面長のやさしげで気さくな雰囲気で、Mariの記憶の中にあった剃刀のような鋭いイメージの20代の青年像とはかけ離れていましたなりん。もしかして、最初のインパクトが凄かったのでMariの記憶がかなりデフォルメされてただけかも?山ほどの横笛をたくさん紹介したあとに、お気に入りだという様々な縦笛も紹介。あとで公式サイトで知ったんだけどある時からリコーダーもとても気に入ったみたいでかなり演奏に取り入れている様子。それから、一般の日本人には多分珍しい民族系の笛類を色々。角笛や、石笛などなど。うんうん。この辺までは全然ついていけるぞ(^^)

それにしても、どの楽器を吹いてもいい音だすなぁ~~♪笛の音をデジタルのエフェクターに通して加工した音で演奏するシーンもあり。まあ、この辺も充分に想定内、やっぱり古典だけではなく、独自のポップスなどを融合した自由なサウンドの世界もやっていたんだ、うんうん。そっか、アバンギャルドで難解な方にはつき進まなかったんだ、ふうむむ、なんて、勝手に頷きながらバンドのライブ演奏を楽しみました。アッ!タブラは吉見さんだ!吉見征樹さん

(日本では先駆者的なタブラ奏者。昔からダンディでステキな人で優しくてファンがいっぱい♡)ジャズシーンで主に活躍。わわわ、歳を重ねてもやっぱりダンディ~~♪他のメンバーはMariが知ってた頃とは違ったけれど息もぴったり、そして意外なほど親しみやすい心地よい音楽でした。

・・・と、ここまではついていけたの、マジ。一応現代音楽もやっていたMariなので、ちょっとやそっとのことでは驚きませぬぞ。角笛を取り出したり、譜面台を前に台にして笛を次々持ちかえながら吹いたり・・・そして縦笛が登場。まずは1本の縦笛を演奏しはじめ、あっと思うと2本同時に加えて、2本吹き。えっえっえっ?!!いえまだこれくらいなら、そういう楽器もあるから、うん。右と左の笛は全然違うメロディーを吹いているけれど、まあピアノも左右別のこと弾くから一噌さんなら練習すればこれくらいは自由にいけるでしょう・・・・

と思ったら、次に目の前の譜面台に笛を1本立てて、今加えている2本笛と同時に吹き始めた!衝撃~~2本しか持てないから2本が限界と勝手に思い込んでいた常識を破壊された!!しかも3本全部ちゃんと別のパートを演奏しているぅ~~(>。<)ぅう、、、、う、う、う、いやいや、一噌さんなら・・一噌さんだから・・・と思いながらも、もうシャッターを押すなんて気持ちはどこかに吹っ飛んでしまって呆然と見惚れていると、笛は4本5本と増えていき、Mariはただもう呆然と、一噌さんの型破りで天才的な進化を遂げている姿に釘づけ。。。。。。。金縛り。。。。。。。ヒャイ~♪驚きと爽快感と忘れちゃいけない大事なコトを思い出した喜び等々で身体中が大笑いし始めちゃった(♡v♡)ありがとう!一噌さん♡

やっぱり学生時代に衝撃を受けたアノ人だ、形を変え姿を変え進化し続けているけれど、自由自在な探究心や大きく羽ばたいて宇宙空間さえも飛翔するマインドはきっと何も変わっていないのだ、超尊敬なのだ、、、

そして無邪気な少年のようなこんな表情も出来ちゃう人なのだ、、、そうなのだ、無邪気なこころ、自由な発想を忘れてはいけないのだ!

しかも、信じられないのは長い指ですべての笛を奏でていて、しかも、楽曲がポップなのでそれがわかりやすくちゃんと楽曲に合っている、前衛音楽のようにヲヒャ~ヲヒャ~と一般人にはわかりにくい何かを吹いているんじゃないんです!!!(注:テレビライブ以外の写真は全て一噌幸弘さんの公式サイトからのモノです。もっと見たい、もっと情報が知りたい時はクリックして飛んでね♡)

あれ?能舞台の写真の〆太鼓叩いてるの、タキちゃんじゃない?こんなところも繋がってたんだ?このアルバムに望月太喜之丞のクレジットが。アルバムは多数出ているようです。

でもMari的にはまず、ライブで観て体験して欲しいな♪フリージャズやプログレメタルのバンドもやっているみたい。どれに行こう~~~ ああ、なんかスカッとしちゃった(>v<)一噌さん、ほんとうにありがとうございました!(注:ヲヒャーは古典の笛の譜面に使われてる音をあらわす用語?です♡)