食虫植物ブームなの?

気になってることがあって、、、けっこうあちこちのお花屋さんで、目立つ棚に食虫植物のコーナーがあるの。最初に気付いたのは、たしか去年の秋頃の有楽町の交通会館の中のお花屋さんを通りかかった時。一番人目につくお店の外側の角の棚に、手のひらサイズの小さな鉢植えに植えられた小さな食虫植物がいろいろ、可愛らしい感じでディスプレイされていました。その前にたまたまテレビの自然科学番組で食虫植物の特集を見て、生物の生きるための知恵や進化の不思議に感嘆していた後だったので、本物があったので、食い入るように説明書きを読んだり、鉢の植物を観察してしまいました。たしかハエトリソウ(最初の写真)と、モウセンゴケ(2枚目の写真)がメインでした。「食虫植物を鑑賞用に売ってるんだ。。。」とちょっとびっくりしました。*ハエトリグサって書いてるお店もあります。

ところが、その後も、おしゃれなディスプレイのお花やさんや、ちょっとしたナチュラル系のショップに、食虫植物たちが飾られているのを、ちょくちょく見かけるんです。もっと身近な大型スーパーチェーン店のお花やさんでも、この夏のはじめからはかなりの種類を揃えたコーナーを設けて売ってるし。

「もしかして、今ブームなのかな?人気なのかな?」と、近づいてみたら”エコでナチュラル”というキャッチコピーで、殺虫剤を使わずに害虫も駆除できるみたいな事が書いてありました。ナルホド~~

でも、今日のマツコの部屋の食虫植物マニア様曰く「ハエとかは捕るけど蚊はとらないから、うちは蚊だらけです。甘い香りで虫たちを誘うのでいっぱい寄ってくるんで、、、」また、マニア様曰く「もともと、種として弱かったモノが、栄養のある土地から追われ、生き延びる策として栄養を地中からでなく捕食で手に入れる道を選んだ」結果、食虫植物になったそうです。ちょっと調べてみたら、彼らの進化の歴史は他の植物に比べて謎が多いらしいの。なぜなら!柔らかい植物なので化石があまり残っていない、または発見されていない?から。光合成もするし、ミステリアスですね~☆湿地帯に自生しているので探せば見つけられるかも?保護している自治体もあります。

この写真はウツボカズラ。この3種類は誰でも知ってる系。ウツボカズラはご存じのように「落とし穴型」で、同じ落とし穴型にひょろりとしたサラセニアというのもあります。赤いのはサラセニアの花。

お店で一番よく見かけるのが最初の写真のハエトリソウ。彼らの捕獲方法は「はさみ罠型」。見ての通り、二つの葉で挟んで捕まえる。お花は可愛いでしょ?水藻の写真は水中のプランクトンを捕まえるムジナモで、このムジナモも「はさみ罠型」なんだって。

これはムシトリスミレ。虫を捕るスミレ。いろんな色のスミレがあるそうです。どこから見ても、フツーの可愛いスミレなんだけど、実は葉っぱがネバネバしていて虫を捕まえる。モウセンゴケと同じ「粘着型」。

 

 

BLOGに食虫植物を書こうと決めて、近所の大型スーパーのお花屋さんを改めてのぞきに行ったら、いつの間にかすっかり売れてしまっていて、棚にはハエトリソウが10鉢くらい残っているだけでした。

 

 

 

さんざんハエトリソウを見たおかげで、久しぶりに思い出したのが、昔、博品館劇場に観に行った「リトルショップ・オブ・ホラーズ」というミュージカル。主人公シーモアと食虫植物の「オードリージュニア」のちょっとホラーなお話なんだけれど、その時は主役が真田広之さん、クレイジーな歯医者を陣内孝則さんが演りました。1984年???公演が終わって、真田宏之さんに紹介され(どういういきさつだったか、全然覚えてない~~演出家の方から紹介されたんだっけ???)、向い側の席の彼が立ち上がってテーブル越しに握手してくれたのを思い出しました☆☆☆かっこよかったデス♪