おススメ漫画発見♪「オリンピア・キュクロス」

テルマエ・ロマエが映画化されて大ヒット、映画の原作となった彼女のマンガ「テルマエ・ロマエ」も大ヒットして、一躍ポピュラーになったヤマザキマリさん(^c^)テルマエ・ロマエは本屋さんでたまたま見つけて、読んだら夢中になり、出版されるたびに毎回自分で買ったくらい、面白くて大好きなマンガ。さてとて♪先日久しぶりにTSUTAYAに行き、コミックレンタル棚をながめていたら、そんな大好きなヤマザキマリさんの新作漫画が3冊もあったので、さっそくレンタルしました!タイトルは「オリンピア・キュクロス」絵を一目見てもわかるように、舞台は古代ギリシャ。オリンピック発祥の地でありまっする。

読み始めてみると、テルマエ・ロマエと同じく、主人公が時空を超えて現代の日本にトリップしてきたりするんだけど、だんだん読んでいくと、この作品、テルマエ・ロマエとは全然違うっていうのがわかってくるの。(先にUPした写真は本の側。ここからは裏側ね ^。^)

主人公のデメトリウスは、師匠の元で働きながら、壺画を極めんと日々葛藤しながら精進し続ける真面目な芸術家の青年。ただ、絵の才能はマンガの中では3巻まで読んでもまだかなりビミョ~。ただ、みなしごだった彼は、内気なのに、なぜか身体能力が異常に高いのです。その身体能力の高さが人助けに結びついたりすることもありつつ、物語は進んで行きます、トリップする年代もまちまちで、時には先の昭和の東京オリンピックの頃にトリップしてしまって、マラソンの円谷選手と遭遇し交流したり、アベベと並んで走ってしまったり、思いがけない展開をしていきます。でも、古代ギリシャでも、現代の東京でも、人々の心の葛藤や渦巻く欲望はあまり変わっていないことに、読んでいるMariも気づいていくんです。

ふと主人公と一緒にその世界を生きていると、胸元にスッと「スポーツ競技とは、何だろう?オリンピックというお祭は、そもそも何のためにあるんだろう?人々にどういう影響を与えているんだろう?なぜ、人々はアスリートに魅かれるんだろう?」という原点まで問いかけてくるんだもん。焦るっ!そして、なんと!その問いかけは、スポーツマンだけでなく、芸術家や、マンガ家や小説家や哲学者等々にまで、問いかけられている!!!めちゃくちゃ焦るっ!ヤバい感じになってしまう!時空を超えて手塚治虫さんが、古代ギリシャに現れたり、プラトンが現れて主人公に語りかけたりするシーンまであって、もう、これはテルマエ・ロマエの別バージョンなんかじゃない!コメディタッチで笑いながら軽く楽しく、読み流そうとしていた自分が恥ずかしいっ(>r<)ヤマザキマリさん、ごめんなさいって叫んでしまった。(知識として、オリンピックの始まりや由来など、古代ギリシャの文化も学べるよん)

でも、すごいのは、それだけじゃないんでっする♪濃い深い内容なのに、コメディタッチなんだよねぇ。大笑いしながら、つんつんと心の深いところに、大事なことを問いかけてくるの。おまけに今、たまたまMariが思いを馳せていることとリンクしたりもするので、<ずんっ!>と響きました。みんなも、もしまだ読んでなかったら、ぜひ!読んで欲しい作品です。まだまだ先に続くみたいです。Blogで何かの商品の宣伝みたいなことはしない主義だけど、2020年の東京オリンピックが延期になるならないという時期を経て延期になった今、コロナとの闘いで外出しての飲み会やパーティや遊び会が出来ずに家にいる時間が増えている今、ぜひ読んでみて欲しいので、公式ホームページのURLも紹介しちゃいます(^v^)あらら~?(‘。’)今、チェックしたら、なんと4月からテレビアニメ化するみたいです。面白そう♡「オリンピア・キュクロス公式サイト」