セネガルのBOGA=ボガちゃんはチョット変わってる?(3)
子供はみんな、好奇心がいっぱい♪「なんで?」ときいて答を貰うと、その答に対してまた「なんで?」と質問し、エンドレスに続いたりするし。ボガちゃんも小さい時から人一倍、好奇心が旺盛でした。グリオの家系に生まれてそこで育ったら、音楽だけに専念する純粋培養的な人生になっていたでしょう。それはそれで素晴らしい人生。けれど、お母さんの考えで6歳くらいの時にダカールのメディナを離れてお祖父さん(一般家庭でグリオとは全く関係ない家だったそうです)に預けられたおかげで、その旺盛な好奇心が様々なところに発揮されることになったようです。
学校の勉強でもそうだし、遊びでもそうだし、お祖父さんのところでの出来や友達の生活はグリオの家とは全然違うし、、、お祖父さんの所での生活は新しい事が沢山。あれにもこれにも興味深々のボガちゃん♡中でも、ボガちゃんが一番、興味を持ったのは、「服」と「靴」。
Mari<どうして、服と靴がそんなに気になったの?>Bogaちゃん「だってね、服はね、誰もがみんな毎日着ているよ?靴もやっぱり誰もがみんな毎日履いている。これって何なんだろう?って思っちゃったみたいね?」Mari<なるほど、、、、言われてみればたしかにそうだネ、気がつかなかった。>
Bogaちゃん「ワタシ達は服と靴がなかったら生活出来ない。それに服とか靴って、綺麗だし、色々なデザインがあるじゃない?それで、これはどんなふうに作るのかな?とか、これはどうなってるのかな?とか、興味が出たんだね。」
Mari<お祖父さんの家に移ったボガちゃんの生活はどんなんだったの?>
Bogaちゃん「うん、毎朝ね、学校に行く。その学校にはグリオの子どもは誰もいない。ボガだけ。あとはみんな、フツーの家の子ども。みんなと友達になって楽しかった。」
Mari<勉強は大変じゃなかった?> Bogaちゃん「学校では算数とか歴史とか、いろんなことを先生から教わって面白かったよ。ボガはいろいろな事をたくさん知りたい子供だったから。」「ふつうの学校が終わると、毎日そのまま、コーランを勉強する学校に行くんだ。コーランは難しかったねぇ~」
写真はボガちゃんがデザイン制作した帽子とブーツです。お見事!