乙ッ!マンガ「へうげもの」超おススメで~す♪

連休ですね、ちゃっぷい~(>。<)テレビではまだ、日本文化紹介番組をたくさんやっていて、作業しながら見たりしてま~す。お伊勢さんとか熊野神社とか、行けないから見るだけで懐かしく,その清浄な空気を思い出したりして清々しい気分に浸っているmariであります、、むっふっふ(^~^)ところで「乙っ」=「おつッ」って、知ってる?右手でまず「アイ~ン!」のポーズをして、横に張った肘を下に落としてみて?そうそう、そうすると、手の平は下向きのまま地面と平行だから、白鳥の首みたいな形=漢字の「乙」みたいになるでしょ?そのポーズを決める時は、アイーン!はもう忘れてね?そんでもって、Mari的決め方のおススメは2種類あるのだ。1)シンプルに下の方から弧を描きながら決める。2)派手に顎の前で水平に大きな弧を描いて顎のところに持ってきて歌舞伎風に見栄を切って決める。たまに使います(^^)

何を言い出したのか?わけわかんないよね(>v<)ごめんごめん!この前、1月10日のBlog ”きものkimonoの椿柄いろいろ”で、椿の柄を紹介した時に「遠州椿」柄の由来を、調べたままに”江戸時代初期の武人で茶人の小堀遠州が考案したデザイン”と書いたでしょ?その時はぜんぜん、気がつかなかったけれど、後で、はたと「えんしゅう?小堀遠州?・・・って、あの、小堀遠州?!」と気がつき、慌ててもう一度調べ直したら、やっぱり「小堀遠州」って書いてあった。うかつにもすっかり忘れてたけれど、小堀遠州はとってもとっても有名な茶人でした!

三大茶人と呼ばれる1人で、しかも作庭家としても多大な功績を残している人なの!!!名前を知らなくても、庭園は知ってるはず。代表的な庭園のいくつかを写真で見たかったら、クリック➔「小堀遠州の庭園」

 

 

東京国立博物館庭園、皇居東御苑二の丸庭園、長楽寺庭園、浅草伝法院庭園、曼殊院書院庭園、池上本門寺松濤園、などなど数え上げたらきりがない、、、日本の庭園文化の一大歴史を作った人。マンガを読むまで、非常識なMariは知りませんでした!!

 

 

沢庵和尚で有名な東海寺にも、織部や遠州ゆかりのものがあるらしいので、近々、遠州の庭園巡りをしてこようっと♡♡♡国立博物館や浅草寺なんか、学校が近くてしょっちゅう行ってたのに、勿体なかった~~Mariはマンガっ子なので、安土桃山時代~江戸初期あたりの戦国時代の千利休~古田織部の頃の茶人や茶道など文化の事を知りたかった時に、マンガ「へうげもの」を読んだんだけど、その中に小堀遠州が登場していたのです。

マンガ自体が大胆なデフォルメを多用して、面白おかしく描かれている要素も大きかったので、遠州は少年時代から登場し、オネエ言葉キャラに描かれていて、キャラがつよい登場人物だらけの作品の中での、しっかりキャラダチしています。ちなみに6巻の上部の強面のスキンヘッドが利休で~す。町人出身ながら、彼の最後も壮絶でした・・・織部などの弟子たちとの別れも、泣けます・・・

 

このマンガ、フィクションですけど、超おススメです!「へうげもの」=ひょうげもの:作 山田芳裕。講談社「モーニング」で2005年~2017年まで連載されたマンガで、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。単行本で25巻まで出てて、25巻で完結しています。2011年にはNHKBSプレミアムでアニメ化されたそうです(こっちはまだ見てないデス)

だって何てったって、戦国時代だよ?織田信長、豊臣秀吉、徳川家康たちの時代の激しい移り変わりを生きる武人たち。常に死と隣り合わせにありながら、時代に翻弄されながらも、時代を作りながら,生き抜いていく男たちが大勢登場するの。それぞれの影にはその家族もあり、お家もあり、藩もある。

 

 

時代が激しいだけでなく、1人1人の生き様も激しいし、当然、個人の葛藤も激しい。自分のひとつの判断が命がけになることもしばしば。。。神の目がなかったら、自分の判断が正しいかどうかやその結果なんてわかりっこないし、未来を読める力でもない限り、その時の自分の精一杯の判断を信じるしかない。

 

もォ~~1巻1巻が目が離せない展開。。。息を飲む展開の箇所もありーの、思わず吹き出してしまう箇所もありーの、感嘆する箇所もありーの、考えさせられてしまう箇所もありーの、ありーの、ありーのだらけの、深い深いマンガです。

 

 

買わなくても、ツタヤのコミックレンタルでも読めるよ~~!(♡v♡)戦国時代の武将たちの生き様や、考え方、死生観までが描かれていて、読み出したらハマリまっする。武人でありながら茶の湯の道を究めんとした人達のみならず、織田信長や豊臣秀吉や徳川家康の人物像も、茶道と関連した視点からも描かれていて、興味深いです。政治と茶道などの芸術の関係も、シロウトなMariにはわかりやすかった。(もちろん、本格的に正確に学ぶには学問として学ぶべきだろうけれど)

登場人物が生き生きとしていて、自分もその世界に入り込めるから、感じ取れることも多かった。人それぞれに感じることが出来るっていうのは、作品が普遍的で深いからだよね。凄い。こういう普遍的で深い作品が作れたら、凄いだろうな、、、うううううううう、、、しかし、「自分にはムリ」とは絶対に言わないぞ~~言ったら終わりだもん!ぜったい作るんだ!作るぞ===!!!

 

「へうげもの」は「剽げ者」とも書き、歴史的仮名遣いだと「へうげもの」になるけれど、読み方は「ひょうげもの」。ほら!「蝶々」を「てふてふ」って書く、あれと同じ♪漢字からわかるように「剽軽=ひょうきん」の「剽げる=ふざける、おどける」と関連してて、「剽軽者もの」とか「おどけたことを言う人」等という意味だそうです。そんな楽しいコミカルな表現も使いながら、壮絶な世界を描いているマンガです。

今回、マンガの表紙を全巻分載せたのは、何となく感じ取って貰えるかな?って思ったからで~す。13巻あたりから、織部がだんだん歳をとっていて、16巻あたりからはもう白髪のおじいさんになってきてるの、わかる?表情もとっても豊かでしょ?最初はこの癖の強い画風が苦手でなかなか読む気になれなかったの。でも、一度読みだすと、この絵が好きになるの。この絵だから伝わってくるの。うん!

ぜひ!読んでみてください。Mariももう一度読みなおします。その時その時感じ方が変わる。何回も読みたくなる本やマンガの1つです。

絶対的な価値ってどうやってはかるんでしょう?誰が決めるの?モノづくりって、結局は自己満足なんだったら、自分が目ざす「満足」、欲しい「満足」はどういもの???

 

それにしても、芸術においては、モノの価値を決める確固たる自信がない人がほとんどの中で、新しい価値観を作って人々をその自分の価値観に染めていく力を持っていた人の感性と頭の良さとそしてそれを成し得た運にも、唸ってしまいます。流行や熱病を作る側だもんね~。流されたり踊らされたりする側じゃなくて。逆に踊る側もわかってて楽しむってのも有りだしね。でも、いいものはいい。時代を超えて人々の心を打つんだから、普遍的な力、素晴らしさを持っているんだと思う。生きているうちに良さが分かって貰える時代が来なかった芸術家たちもたくさんいるけれど、それも含めて、どういうものを作りたいかって、ことなのかなぁ~~

あれれ、なんだか、長々ととりとめもなくごめんね(>v<)付き合ってくれてありがと♡こういうこと、語るには100年早いにゃ

 

 

 

 

 

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