小田和正さん、超超ベリべリリスペクトな古希!

小田和正さんの2019ツアー密着ドキュメンタリー番を、偶然、途中から見ました。たまたま昨夜はHEY!WAO!の出演依頼を頂いた先生に急ぎで送る、先方のリクエストに合わせてカスタマイズした資料を作っていたので遅くまで起きていたんです。その「NHK 密着ドキュメント 小田和正~毎日がアンコール~」という番組、見る事が出来て本当によかった♡♡♡小田和正さんと言えば、昔,友達のドラマーがバックバンドのドラムをやっていたので「まだメンバーやってるかな?」的な気持ちもあって見始めたんだけど、実はMariがL.AでレコーディングしたJ-popヒット曲のサルサ・カバーアルバムにも1曲、小田和正さんの大好きな曲を使わせて頂きました。イントロのギターを聴くだけで胸がキュ~ンとなってしまう曲=「ラブストーリーは突然に」。LAのサルサミュージシャン達も、良い曲だねとノリノリで演奏してくれました。(他にはサザンの曲などもカバーしたよ~ん)。多くの曲が、聴けけば聴くほど、その時々、年代年代で味わいが深まるような普遍的で希望を与えてくれるような曲。メロディー、言葉、歌声、全てが心を包み込んでくれる、そんなステキな曲を生み出す小田さんは、尊敬するシンガーソングライターアーティストの1人です。

また、「手作りエコ楽器パフォーマンスグループ・ジャンベ}(➔いちいちこう書かないと楽器のジャンベと間違われてしまうので・・すみませ~ん)の司会担当エリちゃんはじめ、周りにファンも多く、自然と小田さんのエピソード話は耳に入ってくる。ドキュメンタリーを見始めて、まず驚いたのが、いつの間にか小田さんが古希を迎えていたこと。古希って70歳?でしょ?信じられない!CMで流れている新曲の、あの、今も昔も全く変わらない優しく包み込むような豊かな柔らかな透明なハイトーン。どうしたらキープ出来るの!?曲を生み出し続けるパワーの源はなに?

そして、ますます驚いたのが、小田和正さんのツアーを支えるスタッフチームの要(=チーフ)の皆さんが、ほとんど35年間ずうっと小田さんと共にコンサート作りをしてきた古希越えのおじさま達ばっかりだということ!!ちょちょちょ超べりべりveryりすぺくとな,古希のこっきーず!お互いの信頼関係が深く、しなやかで、ものすごく素敵でした。インタビューで小田さんは「よっぽど自分がステキな事を思いついちゃったりしない限りは、スタッフを信頼してるので彼らに任せて、自分は自分のことを一生懸命やる。」と語っていました。このコメントもステキだと思わない?よっぽどステキな事を、思いついちゃったりもするんだね?^v^どんなことだったのかなぁ。

とにかく機材がハイテク化して日進月歩に激変していく音響、照明、カメラ他の技術の世界で、古希の大先輩達がキリキリと余計なストレスを感じることなく、息もぴったり、心を一つにしてよりよい公演作りに取り込んでいる姿に感動しました。「まさかこの歳まで仕事出来るなんて思ってなかったよ、あはははは」みんなキラキラ生き生き。若手のスタッフもいい顔で働いているし。現場やチームがこういう風なのは、本人達の努力や人柄もさることながら、やっぱりトップの小田さんの人柄だと思いました。

「60歳の時は、一年単位でああしようこうしようと考えていたけれど、70歳となると、もういつどうなちゃってもおかしくないわけだからさ、考えられなくなるよね、そういう風には。明日、また明日、一日一日かな?」そう言いながら、「また努力精進し続けるのみ!」と語る小田さんは、力みもなく、ひょうひょうとしていて、でも強い光を放っていました。すごい。やっぱり、ずうっと多くの人達に歌い継がれる曲を紡ぎだし続けている人はすごいっ。

番組の中でコンサートの風景もたくさん映るんだけど、老若男女、それこそ年配のお客さん、男性の方までが、その歌声に、歌詞に、思いを重ねて涙を流している人達がたくさんういました。どの歌詞も、じんわりと心に響く。そして、人により色々な響き方をするであろう珠玉の、普遍的でシンプルで、でも深みがあり勇気をくれる言葉。やばいです。

 

ドキュメンタリーなので長いツアーの途中で、声が疲れて来ているのもわかりました。「いや、きのう張り切りすぎちゃってさ、いけないいけないと思いつつ、ついね。」赤裸々。「大丈夫なの?」とハンディカメラを回す長年の相棒=マネージャーが質問すると「ま、アドレナリンパワーで何とかなるっしょ、何とかなると信じましょ」。でも、一応自分も歌手でどちらかというとハイトーンで歌う喉が強い方ではないMariは、声や喉の状態には人より敏感なので、日を追うごとに小田さんの声帯が疲労していくのがよ~くわかるので、多分一般の人にはいつもと同じハイトーンを歌っているようにしか聞こえない歌声を聴いていても、アイタタタと、痛みや炎症まで共感してしまうわけ。

そんな中、何とかツアーを最後までやりきり、多くの人と勇気を分かち合い、次のことに向かっていくその姿。ほんとうにすごいアーティストだなあと、改めて思いました。自分、何やってるんだろう。まだまだまだまだやれること、いっぱいあるじゃん。。。。。熱烈なファンではなかったけれど、今回の番組を見て、小田和正さんのこれからの活躍を、チェックして続けていきたいって思いました。ほんとうに、イイ感じで力が抜けていて、その分、力強い。

そう言えば、考えて見たら、TAMTAMがデビューした時のレコ社が解散した時に、すぐに移籍で引き受けてくれたレコ社が小田さんのいたファンハウスでした。

再放送があったら、ぜひ、観て欲しいドキュメンタリー番組でしたなりん。(^^)