豚肉NGメンバーの仕事でのお弁当の苦労(*´Д`)

HEYWAO.com(=ヘイワオ・ドットコム)のバンドには、豚肉がNGのメンバーが何人かいまするん。世界にムスリムの人が相当な割合でいることは、学校でちゃんと勉強したはずなんだけど、Mariがムスリム文化を身近に体感出来たのは、やっぱり身近に友人知人が出来てからかな・・・中近東の音楽やイスラム系の音楽、インドネシアの音楽は大好きなのに、肝心の所がヌケテルよね ”(-“”-)” 外国の人とお仕事をする機会が増えたおかげで、多少なりとも相手の文化を肌で感じるようになったし、自分なりにいろいろと調べたり学ぼうという気持ちになりました。

もともと、商社マンだったパパが音楽やアートが好きで、出張の度に世界各国のお土産に現地のレコードやアート作品や民芸品を買ってきてくれたせいか、民族音楽が比較的身近な打楽器専攻だったせいか、芸大付属高校時代からの恩師=岡田知之先生が世界の民族打楽器が大好きだったせいか、大学時代に民族音楽学者として大活躍した有名な小泉文雄先生がちょうど芸大大学教授にいらしたせいか、ネットがない時代にしてはワールドミュージックや楽器に関してはとっても恵まれた環境に育った世代なんです、Mariは。作曲科や楽理科にも民族音楽に興味を持っている生徒がたくさんいたし・・・うんうん、学生時代は楽しかったなぁ~~

「ランバンサリ」というジャワガムラングループのメンバーも、この頃、学生として芸大のキャンパスで(ここ、どこ?日本じゃないの???インドネシアみたいな音楽が聞こえてくるんだけど???)と、戸惑うくらい、本格的なガムラン楽器による本格的なガムラン音楽を演奏していたんだよ?!!そもそも楽理科の学生なんて、勉強もすっごく出来るわピアノもばりばりだわ個性的だわなんだか優秀すぎて近寄りがたいわと思うと意外と面白い人が多いわ🎵という不思議な人種でした。そのメンバーの一人=学祭の委員だったHちゃんは今や朝霞アートスクールを開催して各有名音大や美大に毎年多くの生徒を送り込んでいる受験の美魔女ならぬ美鬼教師にも変身してるし・・・全く謎めいた人達だにゃ((+_+))

有楽町の東京国際フォーラムの1階にあった、農水省のお米ミュージアム&アセアンふれあい農村広場のイベントのレギュラー司会のお仕事をやらせてもらえたことも、アセアン諸国のことを身近に感じたり、知るキッカケになりました。これも今思うと、とても勉強になりました。特にこのイベントはシリーズで、各国のごはん・お料理も実演したり、音楽やダンスを披露する贅沢な内容だったから、試食や鑑賞を通じて目で耳で鼻で舌で実感交流出来たんです。終わってしまって勿体なかったけれど、主催の農水の期間限定の企画だったので、仕方ないですね。。。

で、話はあちこちとんじゃったけれど、🌸要するに、自分は、環境に恵まれていたおかげで、外国の友人知人と交流する機会が多かったから、自然と相手の国のことを理解しようと思い、わからなければ直接訊くことも出来てラッキーだったんでっする。💛これは、ほんとうにありがたいことで、感謝しなくちゃいけないなって思っています。🎵しかも、なぜか20代から、CM業界や音楽業界、そしてライフワークとなった芸術鑑賞会業界に、友人の外国人ミュージシャンやダンサーをつなぐことが多くて、結局、自分自身がメジャー事務所の所属アーティストだった期間以外は、いつの間にか彼らと制作会社の間に入ってサポートする役割も同時にやるようになったりしてたんでっするん。。。

これも、とっても他国の文化を理解するのにとても役立っています。Blogにも時々書いているけど、ラマダンの時にムスリムメンバーが、真夏の公演でも水を飲まずに耐えている姿とか、やっぱり、一緒にステージに立っていると心配になります。普段は愛想がよいメンバーが、唇が乾燥でひび割れて頭痛で(熱中症の症状に似てるから冷や冷やするんだけど)ニコリともしないとか・・・本気なんだなって伝わってくる。だから、豚肉NGと知れば、撮影ロケ先や公演先のお弁当や食事は、やっぱり豚肉の入っていないハラルをお願いします。もちろん事情を伝え、難しければ実費支給でこちらで調達したり・・・ここ何年かは、ハラルに対する理解が広がっていて快く考慮対応して下さる制作会社さんがほとんどでありがたいことだけど、以前はなかなか理解して貰えなくて、みんな大変だったそうです。

悪気はなくても、彼らの豚肉NGのシビアさが「ピンとこない」方も当然いて、ハラル希望のお願いを忘れてしまったり、「一人だけ違うお弁当が用意出来ないので皆さんと同じお弁当で宜しくお願いします」と言われたりすることもあります。そういう時はコンビニを探して何か食べられるものを買いに走ったりするんだけど、ビートたけしさんや多くの人が言うように、仕事中の食事はとても大事なものだから、やっぱり、言葉にはしないけれどちょっと寂しい思いをしているメンバーを見ると、こっちも切なくなっちゃう~~~。 まあ、自分はたまたま身近にいるからわかるだけで、普通はたしかにピンとこないだろうな~~と思ったりもするし。Mariみたいな代弁者がいない時は、わざわざ自分で先方に豚肉NGと言いたくないメンバーが、「お弁当どうだった?」って訊くと「う~ん、出されたお弁当が食べられないやつだったから、お昼抜きで我慢して終演後にコンビニで自腹で買って食べたよ・・」と話してくれたりすることも時々あるので、最近は、本番の打ち合わせの度に必ずお願いして、確認しています。しつこいって嫌われてるかもね(*´ω`*) でも、それで豚肉NGのメンバーが安心してお弁当を食べられるなら、嫌われ役でもいいって思ってるもんね。(^_-)-☆ 

ただ好き嫌いや、わがままを言ってるって思われるのだけは避けたいし、先方には余計なお手数をかけちゃうので、丁寧に説明するように心がけてま~す(^O^)/ちなみに、私達が普段美味しく食べているお弁当やお惣菜って、けっこう豚肉を使ってるって知ってた???見た目ではわからないハンバーグも牛100%じゃないと豚肉入ってるし、ハムやソーセージにも入ってることが多いし、、、NGだからハムが入ってるポテトサラダもNG。。。そういう例もお話しすると、たいてい「えー??あ、そうか、言われてみると確かにそうですね。」と驚かれますにゃ。

 

唯一、NHKのオリンピック特別ドラマの撮影のお仕事の時だけは、説明の途中で「あ、大丈夫ですよ、ちゃんとハラル弁当も用意してますから。」と、さらりと言われてΣ(・ω・ノ)ノ!ビックリしました。「今回のドラマは東京オリンピックの選手村の話で、まさにそういうテーマだからスタッフ一同、理解してるんです(笑)。ご安心ください。」あの時の撮影現場で会った外国人タレントさんの何人かは、CMで時々見かけます。頑張ってるなって嬉しくなります💛 あ、今回のアイキャッチの写真は、きのうお話した岩手県国際交流協会のさんさ祭りチームの写真です。ちょっと古いけど、雰囲気、伝わるかな?岩手県って、在住外国人のケアとか、すごくちゃんとしてるみたいでした。