🍂🌲「土に降る」を旅した終わりに⌛✨✨✨
遠くから見た時、砂時計に見えたこの作品は、「最後の砂」というタイトルの作品でした。足元に小道がなかったら、短い距離だけど、いろんなモノが土の上に「降って」いる地面を歩いてくるのは、けっこう大変だったと思います。小道があって、助かったです🤗作品解説は3行の文章でした。「繰り返し時を刻むはずの砂時計が、最後の砂を落とし始めた。壊れた砂時計は、もう時を刻むことはできない。想像もしなかったような終わりに、1秒1秒近づいているのか。」⌛やっぱり砂時計だったんだね。
それにしても、不思議な質感、造形、、、。さっきの青年2人が、顔を近づけてお互いに作品のあちこちを指さしながら食い入るように見ていたのが、この「最後の砂」でした。(青いビニールシートも見えるでしょ?)そして、いよいよというか、ついに、一番奥にある最後の作品に辿り着きました🙌
「Tokyo 202X」。見ての通りのシーンで、向こうにそびえ立っているのは、多分東京タワーかな?廃墟と瓦礫の山。手前には子供が二人、焚火をしているみたいで、その🔥炎だけが本当にそこで燃えているかのように色がある。作品の周りに散乱している缶が何なのかよくわからなかったけれど、作品の中で白く散乱しているのはマスクでした。黒い木枠のなかに異世界があって、古いモノクロ写真のようなにも見えるし、そこにある世界にも見えるくらい妙にリアルな奥行きを感じさせるんだけど、じゃあ、上半分のレンガというか石だたみは何の象徴なんだろ???作品解説「東京が爆撃され」は買いされた。生き残った2人の兄妹が、瓦礫の中から、瓦礫の人から、マスクを集め運んでいる。生きるための火を燃やしているのだ。そんなリアルな白昼夢を見た。」
*******もう一度、最初の展示室に帰ると、またひとつ、さっき気づかなかったことに気づきました。波紋の3部作と地面の波紋作品は、小道を挟んで右と左に分かれていたので、一緒に見ずに別々に見たんだけど、遠くから見たら、ひとつの作品になってたの😵「波紋」から海の波の起伏を照らす「光の隆起」、そして「台風一過」。「天地化身」から「シルクロード」、そして「ウクライナの息吹」。そこから2つめの展示室へと歩いていく旅から、現実へと帰るMariです。
エレベーターの所からもう一度、旅してきた世界を振り返ると、非常口のグリーンのライトが見えたり、作品を立てている衝立が見えたり、、、現実と展覧会の創り出す挟土さんの「土に降る」の世界が同時に存在しているのが、なんだか面白かった。わかっていながら、作品に没頭出来たり作家の創り出した世界に入って旅出来るって面白いよね✨✨✨アートだけじゃなくて、音楽や小説、いろんなものがそうかも。人間って不思議。
挟土さんの展覧会は、Mariが勝手に”凄い左官職人のアーティスト”というイメージから想像していたものとは全然違って、メッセージ性がとても強く、ちょっと驚きました。きょう、プレスリリースの時のものと思われる動画をネット上で見つけたんだけど、そのトークがまた想像もしてなかった内容もあり、言葉も力強く気合いが入っていて、自分はまだ全然このアーティストのことを知らないんだってつくづく思いました。誰でもそうだけど、もっともっと作品やいろんな側面があるだろうから、今度は、初期の作品展があったら観に行きたいな。作品を見て感じることは百人百色。なので、敢えて、自分だけの余計な先入観をまき散らし過ぎる詳しい感想は書かないようにしました。拙い紹介でごめんね~~。何かのキッカケになれば嬉しいで~す。💖🌙でわでわ、おやすみなさ~い🙋🌟