😍ティンパニは重いしなかなか我儘だけど、素晴らしい太鼓なのじゃ👴

きのうのBlogで<ティンパニがすごく重たい>って書いたら、「実物を見たことがないけどそんなに重いの?」って訊かれたので、わかりやすい写真をアップするね?ご覧の通り、叩く打面以外は全部金属で出来てるの。丸い鍋釜みたい。(笑)オスマントルコの時代には、演奏者が🐴の鞍の左右に1つずつセットして、叩きながら乗っていたみたいです。闘いの時に軍隊を鼓舞したり、合図を出すのに使ったらしいって、学生時代に見に行ったオスマントルコ展で説明を読み、そんな大昔からあったんだ!!!とビックリしたのを今でも覚えています。もちろん今と違ってもっとシンプルで軽かったと思うけど、、じゃなきゃ馬で行軍出来ないもんね(●´ω`●)

現代の形になってから凄く重たくなったんだと思う。良い音を出すためには強く皮を張り続けなくちゃならないから、がっちりした枠と台で支えるために、台がどんどん丈夫で重厚になって、それでもの凄く重たくなったんだと思う。奏者が叩き続けているうちに、打面の張りが緩んで音程が変わってしまわないように丸い打面全体をずうっとピーンと張り続けるのは、至難の業。だから枠と台座はめっちゃ頑丈に出来てる。そして、それを全て支える一番下の台と音程を変えるペダル。👹ハッキリ言って激重よ、マジで👹ちょっと想像出来たかニャン?😽🌺🌺🌺

一方、金色の鍋釜の形をした部分もとっても大事で、打面を叩いた振動を絶妙な加減で響かせてより良い音するために、長い年月をかけて職人が改良に改良を重ねたとっても繊細なものなのじゃ👴。この部分は強くぶつけると凹んだりするから持ち運びも気を遣うの。何て言うか、重厚で頑丈に見えるけど、と~ってもデリケートな楽器なんです。まず、基本のチューニングが難しい。打面の皮をどう張るか、優れた奏者は、楽器ひとつひとつの個性を把握して、最高の音にチューニング出来るのじゃわい👵 それから🐮本革のティンパニもあるけれど、こちらは皮の個性もあるのでより一層扱いが難しいんだなモ~🐮

そして、せっかく基本のチューニングがいい感じで仕上がっても、本番舞台中に気温で音程が知らないうちに変わってしまったりするので、自分がいざ叩く場面のちょっと前には、こそこそっと音程をチェックしなくちゃならないの。演奏している途中で皮が緩んで僅かに音程が下がってしまうこともあるので、そういう時はペダルを微妙に踏んで演奏しながら調整するとか。。。。。もしオーケストラの舞台や映像を見るチャンスがあったら、ティンパニ奏者に注目してみてね?🥰打面に耳をつけてたら、それは、そろそろ演奏するから音程をチェックしてるシーンで~す✨✨✨なかなか、手がかかってわがままで手強いけれど、とても素晴らしい音を出すパーカッションでありまっする。