😚女優渡辺美佐子さんが「徹子の部屋」に出演してました💖
晴れが急変して大雨になるところもあるので要注意」っていうので、天気予報を見たくてチャンネルを探していたら、偶然「徹子の部屋」という番組で女優の渡辺美佐子さんがゲストで出演・トークしている場面に出会いました。Mariが初めて出演したメジャーなストレートプレイの演劇舞台の主役だった女優さんで、Mariは彼女の娘=華族のお嬢様役だったんです。お兄様役が、矢島健一さん。当時はまだ駆け出しの有望な新人俳優でした。ベテランの俳優陣の中で、矢島さんとMariの2人はひよっこで、稽古もどうしても私達のシーンで時間がかかってしまう中、ある日、渡辺さんがポツリと演出家の栗山さんと作家の斎藤憐さんに向かって言いました。
「ねえ!いつまでも若手にばっかり時間をとられているのは困るわ。この芝居の、もっと突っ込んだ深いところを創りたいんだから。」自分でいっぱいいっぱいだったので、その一言には凍りました。氷水を頭から浴びせられたような・・・どれだけ周囲に迷惑をかけているか、不甲斐なさと申し訳なさで潰れそうになったっけ。プレッシャーふぇ肋間神経痛らしきものになって呼吸も苦しく息をするたびに激痛が走ったりして、それでも這って稽古に行って、、、懐かしくもありがたい経験で、あのお芝居では、”役が憑依して自分でない=役と合体した自分が思いがけない行動をしながら生き生きと舞台の上に存在してて泣いたり笑ったり怒ったりしていて、
そして同時にもう一つ別の第三の眼みたいな自分が存在していて冷静に全体を見ている”という感覚を、掴むことが出来ました。渡辺さんは若い時からテレビ、映画の名作に多々出演、舞台も多数。御年89歳とのことでしたが、当時と変わらずパチっと見開いた意志の強い目や、知的な会話、太い芯がまっすぐに1本通った姿勢で、今の活動とこれからの活動について語っておられました。井上ひさしさんの「化粧」という一人芝居を始められた頃は、「あの膨大なセリフを覚えて、1時間以上の舞台を1人で演じきっていて凄い!」と話題だったし、有名な演出家=木村光一氏と提案で戦争の残酷さと平和の尊さを伝えていかねば・・という強い思いで30数年続けた原爆朗読劇の功績も大きいと評価されています。
ご本人は「戦争を経験していない世代に伝えなければいけないという使命感がある。求められればこれからも小規模ながらどこでも行くつもり」と、意欲的に語っていました。やっぱり凄い。今年の6月で大きな舞台の仕事は引退したけれど、これからもマイペースで小規模の朗読劇やテレビのお仕事を続けていくそうです。👏👏👏👏👏
ご一緒したあの頃の自分は、何もわからず無我夢中でひたすら芝居についていくだけで、せっかく、素晴らしい先輩方と一緒だったのに、ほんの少ししかその凄さを味わったり学ぶことが出来なかったんだなぁ~・・と、今になってしみじみと思います。でも、仕方なかったんだ、小娘だったし・・・
当時は、そのヘタクソでいっぱいいっぱいな感じが、ギリギリのところで一生懸命つっぱっている役にピッタリはまっていたらしく、本多劇場の社長さんや某テレビドラマのプロデューサーさんや某劇団の主演女優さん等々から、「あれって、わかって演技でやってるの?それともたまたま天然でうまくハマってるだけなの?うちの作品で使ってみたい。」と問い合わせを頂いたりしましたニャ🐯。それって、共演していたベテランの役者さん達がいいから、ヘタクソでもよく見えたってことなんだけどね。😂いやーー、でも、ほんとにまだまだこれからやれることがいっぱいある✨✨✨溌剌として輝いている渡辺美佐子さんの姿を拝見して、大きな励みになりましたなり(⋈◍>◡<◍)。✧♡ありがございました<m(__)m>