年明けはまず、お詣りから♪
年明けは、どう過ごしましたか?Mariは今年も自転車で30~40分で行ける高野山別院で年越し&年明けを迎えるのがここ10年位の年越しで~す。小娘時代に縁あって吉野で知り合い長く交流していた同世代の色々な分野の友人達の中に、高野山奥之院のお坊さん達が数人いたせいか、何となく身近に感じるので。うんとあったかい格好をして、乗りこむ愛車チャリのかごの真ん前には百均で買った小さなお正月飾り。毎年、松の内の間は、ずうっとチャリの頭にこの飾りをつけたまま走り回りまわるのだ。よくビックリした顔で見られたり、時々笑われたりするけど、気にしに気にしない(^^)♪みんなもぜひ!チャリかごの先頭に小さいお正月飾りを飾ってね?交通安全のがある時は交通安全も飾りま~す。
街は真っ暗で別世界のように静か。人気も全然ない。国道でもほとんど車が通らず、お店もほとんどあいていないので、その分空が暗くて星がよく見える。でも、空ばっか見上げて運転(?)してたら危ないので前方注意~~。お正月ならではの雰囲気。神社のそばに来ると、初詣のために早めに並ぶ組の人達がちらほら。こちらは昼に改めて初詣するので、軽くお参りして、再び、キコキコと愛車を走らせて到着~。
高野山東京別院は数年前から、どんどん新しく様変わりしてしまい、以前のような素朴な風情がなくなってしまったのが個人的には残念だけど、深夜にかがり火を焚いている中、浮かびあがる遍照殿は荘厳。炎は、なぜか神聖な気持ちにしてくれる。入り口の両側にセットされた大きな絵馬みたいな白木ボードに、自分の祈願をマジックで書くのもお馴染み。ここまで来ると、遍照殿の中からのお香が香ってくるので、(ああ、来たな)って実感します。
写真中央に見えるのが入り口で~す。中に入るともう人がいっぱいでイス席はいっぱいだったので、今年は初めて一段上がる畳の席に座りました。畳は坊さんがご祈祷する場所に近いので、気が抜けないので今まで避けていた場所~緊張する~(>、<)ここでの年明けの魅力は何かというと・・・個人的ではありまするが・・・初詣と新年大師大護摩祈祷があること♪お経がきけて、太鼓も鳴り、ちゃっぱみたい楽器の絶妙な演奏もあるので好きです。(ただし年により担当のお坊さんが違うからか太鼓の腕が違うので下手だとガッカリします。)
高野山真言密教は護摩祈祷というのがあって、炎が龍のように燃え上がるのを見つめながら不動明王真言(これがまた信者でなくてもサウンドが素晴らしくて音楽的にもノリがロックで最高パワフルで心地よいのです。)に包まれて、軽い瞑想状態になれるの。Mariはこの不動明王真言が昔から何となく大好きで(不動明王は大日如来様が姿を変えた仏様だそうです。)*写真は高野山別院HPからお借りしました。これは不動堂での護摩祈祷の写真です。
昔、お坊さんの友人達から祈祷の間や、お大師様の像などの写真は撮影するのはよろしくないと教わったので、自分ではとりあえず座っている場所から終わった後に天井だけパチリしました~。左側に、うんと奥行があり、左右には大きな胎蔵界曼荼羅と金剛曼荼羅が二幅、中央奥にお大師さんの像があります。(*お大師さんの写真も別院HPからです。とっても奥にあるので、こんな風には見えなくて、薄暗いなかに坐しておられます。)
もし機会があったら、ぜひ、和歌山県の高野山を旅してみてね?♪♪♪♪♪そんなこんなで、一時間くらい、炎をみながらお経に包まれながらお香の香に包まれながら、落着いた気持ちで新年を迎えられるので、お気に入りなんです。
新年の官長さんの挨拶も楽しみの一つです。今年のお話は、「次の三つを大事にしてください」から始まりました。「1:爽やかな気持ちでいること。落ち込んだままでいても何もいいことはないのだから。」「2:人に優しくあること。人に優しく、自分には厳しく。」
そして3番目は、ちょっと意表をつくモノでした。「3:決断すること。いつまでもぐずぐず迷っていても前には進めない。決断して前に進む!」なるほど!!!この一言、頂きましたっありがとうございますって感じでした。例年はこの後、お雑煮が振る舞われるんだけど、なぜか今年から辞めたとのことで、他の参拝者もみんなガッカリしていました。再び愛車にまたがり、「決断ね・・・うんうん!」と1人納得しながら、帰りました。神社はもう長蛇の列が階段の下まで。軽くお参りして、初夢を見にベッドにまっしぐら~~~
P.S.当時、仲よくして貰いながら、いろいろ教えて貰った高野山真言宗のお坊さん達の何人かが大阿闍梨になったと、昨年暮れにメールが来ました。青年だった頃しか会っていないので、大阿闍梨の恰好をした立派で恰幅のいい(?ゴメンね!笑)の彼らの写真に驚きました。拍手☆☆☆