メルケル首相の言葉に、感銘感動共感♡(>。<)One Love♪
今さら~~と思われるかもしれないけれど、先週のニュース番組で偶然、ドイツのメルケル首相の動画が、その言葉といっしょに紹介されていました。調べたら、実は先月3月18日に彼女が行ったスピーチからの抜粋。Mariは全く知りませんでした。でも、世界のあちこちで、このスピーチに感銘を受けたり、感動、共感した人がたくさんいて、話題になっていたの。歴史や世界情勢の勉強をしていないので、こういうことをブログで描くのが難しくて悶々としていたんだけど、やっぱり、まだ知らない人がいたら、ぜひ、知って欲しいし、素直な気持ちで書けばみんなは、わかってくれるかな?と思って、書くことにしました。
先週末今週明けから、急にテレビやネットで、医療関係の仕事の人達だけでなく、スーパーの店員さんや他のあらゆるお仕事、通勤が止むを得ないお仕事で、今も現在進行形で感染の危険に晒されながらも、社会や私達の生活を支えてくれてる人達の事がとりあげられるようになったのに、気が付いたでしょ?あれは、メルケル首相のスピーチの波紋が世界に拡がって共感を呼んだ影響=おかげじゃないかと、思います。ドイツ語がわからないので、新聞記事や大学の先生の翻訳を色々見比べて、こちらのMikako Hayashi-Husel さんのが一番、読みやすかったので、そのまま抜粋して引用させて頂きました。(Mikakoさん、ありがとうございます)うへっ!長い!と思うかもだけど、ぜひ、最後まで読んでください。m(_ _)mまず前半をUPするね?****以下******
【試訳】親愛なる国民の皆様*、 コロナウイルスは現在わが国の生活を劇的に変化させています。私たちが考える日常や公的生活、社会的な付き合い ― こうしたものすべてがかつてないほど試されています。何百万人という方々が出勤できず、子どもたちは学校あるいはまた保育所に行けず、劇場や映画館やお店は閉まっています。そして何よりも困難なことはおそらく、いつもなら当たり前の触れ合いがなくなっているということでしょう。もちろんこのような状況で私たちはみな、これからどうなるのか疑問や心配事でいっぱいです。
私は今日このような通常とは違った方法で皆様に話しかけています。それは、この状況で連邦首相としての私を、そして連邦政府の同僚たちを何が導いているのかを皆様にお伝えしたいからです。開かれた民主主義に必要なことは、私たちが政治的決断を透明にし、説明すること、私たちの行動の根拠をできる限り示して、それを伝達することで、理解を得られるようにすることです。 もし、市民の皆さんがこの課題を自分の課題として理解すれば、私たちはこれを乗り越えられると固く信じています。このため次のことを言わせてください。事態は深刻です。あなたも真剣に考えてください。東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、これほど市民による一致団結した行動が重要になるような課題がわが国に降りかかってきたことはありませんでした。
私はここで、現在のエピデミックの状況、連邦政府および各省庁がわが国のすべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損害を押さえるための様々な措置を説明したいと思います。しかし、私は、あなたがた一人一人が必要とされている理由と、一人一人がどのような貢献をできるかについてもお伝えしたいと思います。(中略)世界中で懸命に研究が進められていますが、コロナウイルスに対する治療法もワクチンもまだありません。 この状況が続く限り、唯一できることは、ウイルスの拡散スピードを緩和し、数か月にわたって引き延ばすことで時間を稼ぐことです。これが私たちのすべての行動の指針です。研究者がクスリとワクチンを開発するための時間です。また、発症した人ができる限りベストな条件で治療を受けられるようにするための時間でもあります。
ドイツは素晴らしい医療システムを持っています。もしかしたら世界最高のシステムのひとつかもしれません。そのことが私たちに希望を与えています。しかし、わが国の病院も、コロナ感染の症状がひどい患者が短期間に多数入院してきたとしたら、完全に許容量を超えてしまうことでしょう。
これは統計の抽象的な数字だけの話ではありません。お父さんであり、おじいさんであり、お母さんであり、おばあさんであり、パートナーであり、要するに生きた人たちの話です。そして私たちは、どの命もどの人も重要とする共同体です。
私は、この機会にまず、医師としてまたは介護サービスやその他の機能でわが国の病院を始めとする医療施設で働いている方すべてに言葉を贈りたいと思います。あなた方は私たちのためにこの戦いの最前線に立っています。あなた方は最初に病人を、そして、感染の経過が場合によってどれだけ重篤なものかを目の当たりにしています。そして毎日改めて仕事に向かい、人のために尽くしています。あなた方の仕事は偉大です。そのことに私は心から感謝します。***”また、普段あまり感謝されることのない人にも感謝の言葉を送らせてください。スーパーマーケットのレジ係や、商品棚を補充してくれる方…彼らは現在、もっとも困難な仕事の1つをになってくれている方々です。仲間である市民のために、日々、働いてくれてありがとうございます。そして、私たちの生活を維持してくれてありがとうございます。”***“”内〝のみBundesregierung ーより引用(和訳)“」
ふぅぅぅ。イラストを色々たして、最後まで読んで貰えるように頑張ってみたんだけど、お役に立ったでせうか?・・・読んでくれてありがとう♡ここまでが前半です。太字にしたのは、Mariがまずは特に、読んで欲しいところなの。最後の文章は、世界中のスーパーの店員さん達に”そんなふうに言ってくれてありがとう!救われました”と癒しになっただけでなく、Mariみたいに普段スーパーにお世話になっている人達にも=スーパーやそれ以外のあらゆる仕事をしている人達への感謝の気持ちを思い出させ気づかせてくれました。☆また、統計上の数字が数字でなく、1の数字ひとつひとつに、ひとりひとりの人間顔があり人生があることを、ちゃんと感じていることに感動しました。
いつも災害ニュースや交通事故や医療事故や事件のニュースで「1名」等と、数字で人数を読み上げているのを見る度に、その「1名」が自分のかけがえのない人だったら・・・とか、この人の家族や友人はどんな気持ちだろう???と思ってしまうの。一国の首相ともなれば、国全体の視点で常に物事を捉えて考えているわけだし、情報も数字も桁が違うでしょ?でも、メルケル首相は、ただの一般人のMariと同じように、数字の「1」を「ひとりの生きた特別なかけがえのない人間」としても、考えている。(ああ、この人は、ひとりの人間として、国民ひとりひとりを、きちんと生きたひとりの人間として見ているんだなぁ・・・
自分とは全く違う生活をしている様々な人の立場や状況や痛みや辛さ苦しみ不安までを慮る、深い洞察力や想像力、人間の深み・・・そして、感謝する心を持っている。。。すごい人だなぁ~~) EUの問題でも活躍していたもんなぁ~。 ❀最後の青いお花は、ドイツの国花=矢車菊です。はずかしながら、メルケルさんがいつもきれいなブルーの服を着ているわけが、初めて分かった気がしました・・・