WinterHawkウィンターホークの、ルーツチェロキーを辿る旅(9)

高校を卒業して1人で旅をしたWinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅シリーズもいよいよ(9)。実は今回がこのシリーズの最終回です。今回も本人がブログのために書き下ろした英文と、MariTAMTAMまりのざっくり超訳日本語文に、イメージ写真を加えてお送りします。(モノクロ写真は色々な部族の方の写真です。)初めての方はぜひ、WinterHawkウィンターホークの名前の由来は?(1) WinterHawkウィンターホークの名前の由来は?(2)  WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(1)  WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(2)  WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(3) WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(4) WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(5)  WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(6) WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(7)  WinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(8)を読んでから、こちらを読んでください(^^)では、最終回のはじまりで~す♪♪♪

再び長距離バスでNYCへの帰途についたけれど、オクラホマへの旅路の間、そしてオクラホマで起きた素晴らしい出来事をずうっと考えていたせいか、帰り旅のことはほとんど覚えていないんだ。高校卒業後すぐに、あんな一人旅が出来たことが自分で信じられなかった。

 

American Indianネームを授かりたかった理由? それは、自分のルーツのひとつ、チェロキーの文化としっかり繋がりたかったからだ。 名前にはパワーがあり、誰かが自分の名前を呼ぶ時は自分の人生への祝福となる。昔、インドから来た友人がそう教えてくれ、僕はそれを今でも信じている。

大自然の中の何が自分のキャラにマッチするのか知りたかった。 Winterhawkという名前は数人のAmerican Indianの年配者たちによって選らばれた。彼等はチェロキーだけでなく様々な部族の人達だった。そして、なぜこの名前を選んだかは教えてくれなかった。僕自身が自分でその理由を見つけた時に、この名前の本当の意味がわかるだろうと言われた。

数年後、僕はその意味を発見し、興味を持って知りたいと言ってくれる人にだけシェアしている。ただ、Winterhawkという鳥はどんな突発的な出来事にも対応できるということだけはみなさんとシェアしたい。この名前を音楽家人生で使っているのは、音楽も僕が授かったパワーなので、この名前と相性が良いと思うからだ。

この旅で僕が得た最も素晴らしいものは、独立自立心と達成感、そしてそこから得た自信だ。家族や友人の助けなしに、自分だけの力で行動しそれをやり遂げられたこと、そしてご先祖であるチェロキーの人達に,彼等が強制移住させられた後の居留地で出会えたこと、彼等が現在も活動的で伝統文化を守り続けていることが、たまらなく嬉しかった。

いつの日かまた彼の地を、今度は娘と一緒に訪ねたいと思う。きっと彼女もAmerican Indianネームを授かりたいと言うだろう。そうだといいなと思う。そうすれば、彼女も僕と同じように魂の旅を続けることが出来るから。

みなさん、僕の旅行手記を読んでくれてありがとう! Peace

WinterHawk

 I went back to NYC by bus but I couldn’t remember so much about the trip back because I kept thinking about all the wonderful things that happened in Oklahoma and on the way there. I was amazed I could make such a trip alone just after high school.

 

 

 I wanted to receive a Native American because I feel connected to that part of my culture. A name has power and when someone calls your name it is supposed to be a blessing for you in your life. My friend from India told me that a long time ago and I believe it. I wanted to know what thing in Nature would be matched to my character.

The name Winterhawk was chosen by four Native American Elders. They were all different tribes not just Cherokee. They did not tell me why they chose that name for me they said I would have to find out on my own then I would understand the full meaning of that name.

Later after a few years I did discover it but I only share the meaning with people who are interested to hear it. But what I will share is that the winterhawk bird can adjust to any Nature that may happen suddenly. I use my name in my music life because music is my gift and my power so I think they both work well together.

The greatest thing I got from this tour was a feeling of independence and accomplishment. I could be alone without helped of any family or friends. I could meet my ancestors of Cherokee after they were forcefully removed to live another place. I was happy to see they were still active and holding on to their traditions.

I want to go there again but this time with daughter. Maybe she wants to receive a name also. I hope so then she can continue the journey from her soul like I did. Thank you for reading.

Peace         WinterHawk

 

MariTAMTAMまりコメント;WinterHawkウィンターホークが青年時代にしたチェロキーに逢うためにした旅の経験の話は、彼と仕事をするようになって何回目かのツアー帰りの、都心の地下鉄ホームで別々の線に乗り換えるのでバイバイする時に聞きました。瞬きの少ないアノ大きな瞳を見開いて、感情をこめて当時のことを話す彼からは、その時のシーンや空気、彼の気持ちまでが生き生きと伝わってくるようで、あっという間に15~20分経っていました。

今回ブログに書くに当たり改めて質問を18個くらいメールで送って返信を持っていたんだけれど、WinterHawk曰く「返事を書いているうちに忘れかけていた事を色々思いだして、とても楽しくなった。」と、思いがけず手記を書いてくれました。

 

 

 

実はMariTAMTAMは親が他界した後に、パパが少年時代の出来事を物語形式で書いていた原稿用紙を見つけ、初めて知る少年時代のパパの過酷な戦争体験に感動したことがあります。そして初めて、なぜご飯を最後の一粒まで大切に残さず食べることにうるさかったか、やっとわかりました。そのことをWinterHowkに伝え、「書き残してくれていたから読むことが出来たし、本と同じで読む度にまた感じ方も変わると思うの。生前そんな話を聞く機会もなかったし、ホントにもっと色々読みたい。」と話しました。すると「え!?Mariも?実は僕もこの前、親父が青年時代に書いたものを母が見つけて読んだんだ。大泣きした。そうか!書き記すってメッチャいいアイデアだね!将来娘が読みたい時に読んでくれるだろうし。Mari,ありがとう!」と盛り上がったんです。今、シリーズの終わりを書いている間に彼から太鼓の打面の写真が届きました。チェロキー語でWinterhowk=「towodi gola」と、チェロキー文字で書いてあります。

♡お詫びとお願い♡ 昨日のWinterHawkウィンターホーク、ルーツチェロキーを辿る旅(8)のMariTAMTAMコメントに間違いがあったので、改訂版にアップデートしました。チェロキー語の「さようなら」についてのコメントです。すみません!大切な言葉なので、ぜひ読み直してくださいませりん♪   Donada!