アフリカCONGOの悪霊退散?(1) J.Pセンセイ談

「Bad Spirit」という英語をどう訳すればいいのか、いつもとっても悩んでしまう。悪い霊?悪霊?悪い想念?悪い霊魂?どれもちょっとおどろおどろしくて、HEY!WAO!ドットコムのBLOGにはふさわしくないような、、、だから、BLOGに書いていいのか迷っていたし、ちょっと遠慮してきた。

 

 

でも、よく考えてみれば、洋の東西・国の違いを問わず、目に見えないモノや魂に関することは、いつの時代も人々の関心事のひとつだったし、日本の伝統芸能のお能や歌舞伎や舞踊だって物の怪(モノノケ)や悪霊や強い想いによる出来事をテーマにしたものが沢山ある。そして、宗教や神事やお祭りには、音楽や舞踊が関係する。つまり、普遍的なテーマなんだから、別に触れてもいいんじゃない?って、思うに至った。

なので、今回は、アフリカのコンゴでは一般的に「Bad Spirit」をどんな風に考え、どう対処しているか、というテーマでメンバーから聞いた話をBLOGを書いてみま~す。

 

ミュージシャンはツアーがあるとホテルに泊まることが多くなる。だから、そんな時に体験した不思議な出来事やちょっとコワイ話の話題には事欠かない。B.B、Daudi, J.P.センセイ、WinterHawk, MariTAMTAMでA.A.S=アフリカンオールスターズの富士ツアーに行ったとき、お昼の休憩時間に体育館の舞台そでの階段に腰かけたまま、そんな話になった事がある。口火を切ったのはWinterHawk。

 

「きのう夢にとても綺麗な女性が現れたんだ。会ったことがない人だけど、あまりにリアルでとても夢とは思えないくらい現実的だった。一体なんだったんだろう?見つめられて、ドキドキしたよ。あれは夢なんかじゃない。きっと何か、誰か、、、悪いモノには感じなかったけれど、、、精霊とか?どう思う?」お~~っと、それ系の話題がついに登場したかな?思い出しながら話すWinterHawkの様子を見ていると、本当に体験したのがありありと伝わってくる。

「Believe or not….(信じないかもしれないけど、、または、、信じようが信じまいが、、という時に良く使う英語フレーズ)息遣いを感じるくらいそばにいた。でも、手を伸ばして触れるのは思いとどまったよ。いや、ほんとうにそこに居たとしか思えない。」

「富士山の麓だから、木花咲耶姫命 =コノハナサクヤヒメノミコトが、毎日音楽を奏するA.A.Sが気に入って会いに来てくれたんだったら、ステキだね?」。。。。と言いながら、そうあってくれと願う気持ちでいっぱいなMariTAMTAM。なにしろ、この世は不思議でいっぱい、不思議じゃないことなんてないくらいなんだから。(「?はてな」という曲の歌詞で書いたフレーズ)

 

するとJ.P.センセイも「それはSpiritね、きっと。手を触れなくてよかった。良いSpiritか悪いSpiritがわからない時は、相手をしてはいけない。」と、当たり前のようにコメント。「Bad Spiritは夢の中とか、普段の生活でいろんな時に、誘惑してきたり、試しにきたりするから、うかうか誘惑に乗らないようにしなくてはいけない。夢でもしっかりシャットアウト出来ないと、あとで良くない事が起きる。そういうのを沢山見てきた。奥さんが急に変になるとか、家庭がめちゃくちゃになるとか。だからJ.Pは絶対にシャットアウトする。」なかなか説得力がある。WinterHawkが真剣に耳を傾けている。MariTAMTAM「どうやって、誘惑をはねのけるの?」J.P.SENSEY「ワタシは心がとても強いから、ダイジョウブ。子供の頃からBad Spiritには負けないようにと教わってきた。」へええ。偉いな~。だからJ.Pはいつも穏やかで、優しくいられるのかもね。Mariはさ~、お菓子の誘惑にはまるで弱いよ~

 

Daudi「そうそう、Bad Spiritはアフリカにいる頃は時々居たよね。街を歩いている時とかに、ふっと感じるんだ。俺、そういうの、すぐわかるよ。ヤバい感じがするから。俺に近づくなって強く思えば、ダイジョウブだよ。日本に来てからは全然感じなくなったけど。日本にはいないのカナ?」

 

 

どうやら、良いも悪いも、アフリカでもSpiritの存在は当たり前のようだ。そして、どうやら、アフリカンオールスターズのメンバーは、そういうモノに敏感らしい。もともと、ミュージシャンは、人の魂を震わせる音楽を奏でるのが仕事だから、敏感になるのかもしれない。とりあえず「強い心を持つ」のが大事みたい。明日はB.B.モフランが語ってくれた悪霊退散を紹介しま~す。