AF.Pops研究会、トップバッターは親指ピアノ研究のムビラ・マツヒラ先生
「文化人類学者によるAfrican.Pops研究会」は、国士舘大学の教授で「恋する文化人類学者」の著者としても知られている鈴木裕之先生による企画。毎年1回、東京~名古屋~大阪~沖縄で、トーク&ライブを開催してきて今年が4年目なんだって。メインのパフォーマンスは何と言っても日本にいる唯一のアフリカン女性歌手ニャマ・カンテ。MriのBlogを読んでくださってる方は、時々見かける名前と写真だよね?♡(^v^)
4年めにもなると、さすがにアフリカ関連の研究をしている文化人類学者にして、音楽パフォーマンスも出来る人が、もうなかなか見つからないそうです。う~ん、言われて見れば、かなりレアな種族かも???笑。今年は、新しい試みで、ミニワークショップもやるというテーマ。さてとて、この日のトップバッターは、名古屋から来たムビラ研究の松平先生。写真のとおり、整った顔立ちのイケメンさん。松平と書いて、暴れん坊将軍の吉宗を演じている松平健さんと同じ読み方➔マツダイラ、、、と読んでしまったけれど、マツヒラと読みます。はい。ムビラに限らず、アフリカ全土にある親指ピアノの研究をしている先生です。ムビラ・マツヒラって言うと覚えやすいよ(>v<)ムビラはジンバブエのショナ族の楽器。Mariが学生時代に民族音楽の資料を探しては聞きまくってた頃に、「ショナ族のムビラ」というCDを買ったことがあったっけ。でもウンチクは全く知らなかったので、単調だなぁ~^というのがその時のファーストインプレッションでした。AFY(アフリカンフェスティバルよこはま」で、毎年ムビラのグループが出演するようになり、それで「ああ!こんな楽器なんだ!」とモノホンを見たり、奏法を見る事が出来て嬉しかった♡同じ様な楽器はアフリカ全土にあり、呼び名も奏法も使い方もそれぞれだそうです。この日はムビラ・マツヒラ先生のトークでそんな比較や写真も知る事が出来て、とてもとても興味深かったでっする。このイベント、期待以上!知らないアフリカ文化のお話をちょいと教えて貰いながら音楽も楽しむっていうのは、楽しむ方も、5割増し以上だと思いました♡
そういえば、あれは何年のAFYだったかなぁ・・・毎度ながら愛があり実力もあり、臨機応変に演奏に合わせて素晴らしい世界観を創ってくれるAFYレギュラーの照明音響スタッフのおかげと、その時のお客様のおかげと、演奏者の状態のおかげと、Mari自身の精神状態もあったのかな、、、いろいろなものが奇跡的に響き合って、赤レンガ倉庫3階の広い会場全体が神秘的な空気に包まれたことがありました。Mariだけでなく、スタッフもお客さんもみんな、しぃんと、ムビラの音色に魅入られたようになっていたから、やっぱりそういう特別な空間が生まれていたんだと思う。時には、ご先祖の霊や精霊も降りてくるというその音楽を、肌で、魂で体験してしまった超ラッキーなひとときでした。今年のAFY2020にも出演する予定なので、あの感覚がまた体験できたらいいなぁ~~。あっ!Blog内検索したら、あったあった!Blogにちょこっと書いてました。よかったらクリックして読んでね? AFYアフリカンフェスティバルよこはま2017.2日目(4)パシチガレ・ムビラズ
そして、いよいよムビラ・松平先生のミニワークショップ。贅沢にもかなりの台数の小さいムビラを用意して、お客さんに配布。みなさん、もう夢中でした。演奏方法の説明も面白くて、「ロバ、牛、ヤギ」で覚えやすく説明したり、色々工夫が凝らされてました。説明を訊き終わる前にみんな、手元のムビラをピロピロ♪笑。
でも音が優しいから、全然OK!お客さんの間あを回って、丁寧に指導する先生。現地のイベントでは心地よく響く音色に合わせて、踊ったり手拍子を入れたり、足踏みしたり、声を出したりと、そこにいるみ~んなが自由にセッションに加わり、延々とみんなで楽しむそうです。
ひとしきりトークやレクチャーが終わると、ムビラ・マツヒラ先生も舞台に戻って自分のムビラを持ち、お客さんと一緒に演奏に浸っていました・・・フィールワークで焼けた精悍な顔立ちの男性がちょこんと座って、ピロピロとムビラをつま弾いているお姿、、、どこの国の何人かわからん・・・それにしても学者さんって、不思議な種族だなぁ~~ああ、楽器が余ってたらMariも参加したかったなぁ~~と思いながら、手と足踏み両方で参加し続けたMariでした♡