AFYアフリカンフェスティバルよこはま2017.3日目(4)トビタテ留学JAPAN
ニャマ・カンテ&ジェリドンが出演する最終日の女性楽屋は、ジェリドンのメンバーの女子2人と一緒になります。いつも白い綿雪みたいにふわふわした帽子をかぶっているドラムのマイ(マリ?)ちゃんと、バンビみたいな大きな目をしたキーボードのP(ピー)ちゃん。向かいのニャマの楽屋から「マイ~~(マリ?~)」と呼ぶ大きな声が何回もするたびに、私Mariは自分が呼ばれたと思って「なに?」と立ち上がって行きかけるんだけど、それはドラムのマイちゃん(マリちゃん?間違っていたらごめんなさい!直すのでメール下さいね?)ニャマが「いいバンド」と気にいるだけあって、明るくて個性的でパワフルな女性アーティストです。去年も今年も別れ際に記念撮影~~(左が去年、右が今年)
2人が楽屋を出て行って一人になって、片づけていると、ああ今年も無事に終わったな~~としみじみします。
さて、ちょっと前のブログで、今年、ニャマの娘さんのサラちゃんが楽しいトピックを報せてくれたってお伝えしましたが、その紹介で~す。なんとサラちゃん、トビタテ留学JAPANの試験を受けて最終まで残ったんですって!「ええ~~、凄いじゃん!!」と盛り上がったところで「えっと、、、ところでトビタテ留学LAPANってなに?」とサラちゃんに訊いたMari.
「トビタテ!留学JAPAN」とは2013年10月より文部科学省が、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的として、政府だけではなく、 官民協働のもと社会総掛かりで取り組む「留学促進キャンペーン」だそうです(公式ホームページからの情報デス)。サラちゃんの話によると、試験が変わってるんだって。「白い紙2枚に、なんで自分が留学したいかを、自由な方法で書くんだ。あたしは文とかで自分の気持ち書くのは得意じゃないけど絵は得意だから、一枚目は大きな人の顔を描いて、肌の色は色鉛筆全部使っていろんな色で塗ったの。黒とか白とか肌の色なんか全然関係ないじゃんって意味をこめたわけ。」ふぅ~~ん、なるほど~
「それで2枚目に、あたしはお父さんの国日本とお母さんの国コートジボワールが故郷だけど、まだコートジボワールに行ったことがないから、まずは自分のもう一つの故郷に留学して文化とか学びたいって書いたんだ。日本の文化のことは、茶道とかいろいろ、ちょっと勉強したけどあっちは全然勉強してないから。」へぇ~~ふむふむ、そうなの~、「そう、んで、まずはコートジボワールの文化を学んでから、世界の色々な国の人達を繋いでいく架け橋みたいなことをやりたい。自分にどいうことが出来るかまだわからないけど、そういう仕事をしたいって大きな字で短く書いたの。」ふんふん、しっかりしてるね。
「あと、あたししゃべる方は得意だから、面接試験は結構うまく伝えられたと思うんだ。書いた大きな紙2枚と太鼓を担いでったからビックリされた。エヘッ」やるね~~、Mariも昔はオーディションいろいろ受けたけど、インパクト狙いでトーキングドラム担いで行ったこともあったっけ、あれはたしかポンキッキの舞台だったような??審査員にはウケてた。でも落ちた。
市原悦子さんの播州プロにはサングラスとラジカセ持参で、音に合わせていろんなキャラを演じて、審査員はシ~ンとしていたけど受かったし。オーディションは実力も大事だけど、タイミングと運が大きい気がする。モデル事務所に所属している友達がマネージャーに言われていたのは「10本受けても受からなくて当たり前!自分が悪いんじゃなくて、相手が探しているキャラにはまらなかっただけと思って堂々と次のオーディションに臨め!数受けていれば君なら必ずチャンスが来る!落ち込むな!」落ち続けると自信なくなる方がフツ~だもん、いいアドバイスだなと思って心にメモしました。
運が良くて受かったという思いでのオーディションは、急に連れて行かれて何の準備もなく自然体で受けたTBSラジオのラジオドラマのオーディション。飛入りだったらしく、長い一日がかりのオーディションの最後の1人で、やる気なさそうな期待していない感ぷんぷんなカンジのスタッフに迎えられて、めげそうだったけど、演技が終わったら「君を待っていたんだ!」「イイのがいなくて悩んでいたところだったんだ、よく来てくれた!」とすごく喜んでくれて、受かったって結果だったし。あんなに喜ばれたの、初めてだったのでよく覚えてます。この帯番組は曜日ごとに役者が交代する番組だったんだけど、受かってきいてみたら他の曜日が叶和貴子さんや夏木マリさんとそうそうたる女優さん方だったので、プレッシャーでした(>。<)
相手のせいにするか、自分のいたらなさのせいにするか、スポーツのように記録が数字ではっきり出ない分野に生きる人間は、常に悩むところです。
サラちゃん、受かるといいな、、、サラちゃんが親に相談せずに自分で見つけて自分で受けるって決めたトビタテ留学JAPAN。たとえ結果はどうあれ、自分の道を切り開くサラちゃんに成長した証。お父さんお母さんに負けないようにキラキラ輝きまくってくれ~~桜咲け~~未来は君たちの手に~~