AFYアフリカンフェスティバル横浜10周年(2017.3.24)初日無事終了♡(3)ボイブラザーズ
AFYのレポート、初日の2つめの出演グループは、ガーナから来きた「BOY Brothers」ボイ・ブラザーズ。本当の兄と弟で、弟は写真向かって右手。司会のポジションからの写真なのでアングルがどれも似てしまうのが苦しいところですが、、、向こう側がお兄さん。弟は、最近日本に来たばかり。トラディショナルのダンサーでもあり、ステージでは太鼓の演奏だけでなく、ダンスも披露してくれました。
この、腕と腰と足に付けたゴージャスなふぁさふぁさの衣装が、彼の動きと一緒になって実に美しい軌跡を描くので、お客さんもスタッフも思わず見とれてしまいました。手に持っているのは、トラディショナルのダンスを踊る時にダンサーだけが持つことを許されるモノです。実はMariTAMTAMは10年以上前にガーナの「アクワバ=ようこそ」というバンドに頼まれて司会とダンス盛り上げ役で全国先刻津々浦々の学校を一緒に公演していた時期がありました。(当時学校コンサートでブレイクした人気バンドで公演数は短期間でとても多く、福島は隅々まで行ったので、被災した時は胸が締め付けられるようでした)。その時のメンバーの1人、ナナヤウがガーナのトラディショナルダンスのコンテストで優勝したダンサーで、しかもガーナの若者のアイコンのHIPHOPアーティストだったので、ガーナのダンスはとても懐かしかったです。ガーナでは日本と同じで、現代でも伝統音楽やダンスはリスペクトされており、政府のトップもリスペクトしているそうです。ナナヤウ達の話では、このトラディショナルダンサーは、神がかると、地上から数メートル飛び上がったり、信じられないような身体能力を発揮するそうです。そして「川の神が怒っている!水をもっと綺麗に戻せと言っている。」などと、ご神託を降ろしたりもするそうです。ガーナの「おばあちゃんの知恵袋的お話」もとっても面白いので、今度、AFY(アフリカンフェスティバル横浜)の実行委員長コフィ氏にゆっくり取材してきますね?
さて、2回めのステージでは、衣装が変わりました!目にもマスクをして△帽子をかぶっています。そして、くるくるくるくる、、、、ひたすらくるくるくると自転で回り続けるダンスを踊り始めました。戦士のダンスだそうです。くるくる回り続けるダンスで有名なのは旋回舞踊のスーフィーダンス(またはタンヌーラ)。見たことあるかな?ロング丈の服を着て、ただひたすらくるくる自転するダンス。裾は円形スカートみたいになっていて、遠心力で膨らみ、円錐形の上に頭がちょこんとのっかった形のダンサー達が独楽のようにくるくる。こちらは1300年ほど前に生まれたとされている「イスラム教神秘主義」の神との一体化を求める修行のダンスで、観客に見せるダンスとは違うモノ。何時間もひたすらくるくる踊る。想像がつかないよね。
バレエやジャズは目線を一点に定めて、そこを基本にターンをきるから目が回らないけれど、旋回舞踊は一体どうなっているんだろう???と不思議に思い、小娘時代に日本では珍しい旋回舞踊のワークショップがあったので参加したことがあります。とにかく好奇心が強く、頭より行動系だったので、、、、(^^)その時は宗教とは関係なく瞑想方法のひとつとしての初心者体験ワークだったので、両手を真横に広げ、手のひらを外に向けて指をピンと立て、片方の手の中指を見るように教わりました。そして、自転開始!くるくるくる~@@@@@@@@@
目が回るとか、そういうカンジじゃなかったんです!自分の指先以外の景色が世界がぶわ~~っと流れて形がなくなり、音もなくなり、時間もなくなり、指先と自分の意識だけが残る集中状態になってビックリしました。他にもいくつかの瞑想方法を教わったことがありますが、それらの瞑想状態と同じカンジでした。ただ、これは講師なしでやると大変危険なので絶対にやってはいけないと固く注意され、自分も「なるほど、たしかに誰かがきちんと指導して見ていてくれないと回りっぱなしになって危険だ、、、」と納得したので、それ以降やっていません。みなさんも絶対に試さないでください@@@@@@@
そのせいか、現代では修行としての旋回舞踊を禁止している国も多いらしく、むしろ観客に見せるためのエンターテイメントとしての旋回舞踊がほとんどになっているみたい。このエンタメ進化した旋回舞踊タンヌーラは、観光地でも有名。AFYでも2012に日本人と結婚して来日したばかりのトップクラス男性ダンサー,サイードさんが出演してくれました。回転の速度を変えて円錐形の広がりを調整したり。スカートの裏の色模様も演出効果が考え抜かれていて、旋回の速度により見える部分の印象が変化する見事な衣装。回るだけの踊りなのに、全く飽きさせない様々な演出が凝らしてあり客席の皆さんと一緒に感嘆!しました。裾を回す角度も調節して、斜めになると柄の見え方が変わったりと、本当にエンタメでした!何層にも重ねばきしたスカートの一番上のが頭の上まであがってキノコみたいになったり、、、どんどん着替えていくのも凄かったです~。百聞は一見にしかず。ユーチューブで動画を見つけたので、どうぞ~https://www.youtube.com/watch?v=qFodAMON7yc&feature=player_embedded の3分40秒あたりがキノコ化しています。電飾バージョンもありました(^。^)
それにしても、ガーナのトラディショナルダンスにも旋回舞踊があるとは、、、、世界各国人類はみな、歌や踊りにあるトランスの秘訣は共通なんだな~~と思いました。写真だと分かりにくいけれど、彼の黒い衣装の裏に白い帯上の線が入っていて、回旋が早くなると見えるようにデザインされていました。この後ろ姿の写真には大きなシンボルマークがありま~す。またの機会にゆっくり紹介したいガーナ独特のシンボルマークです。いろんなマークがあるの。ガーナは刺繍文化も進んでいて、びっしりと美しい刺繍をした衣装がいろいろあります。
そんなこんなで初日が無事に終わりました~~~♡事故もなく、良かった~~。大使の方々が一同に会するのでセキュリティもあり、初日は結構スタッフ一同はピリピリ緊張なのでした。怒涛の徹夜続きの皆さん、お疲れ様でした(実行委員長コフィ、ダンサーの**さん、音響照明の若林さん、実行委員事務局リーダー秋森さん、音響の伊藤さんとアシさん。前列はMariで~す。毎年クタクタで、こんな写真も10周年にして初めて撮りました。これもBLOGでみんなに紹介したかったからなのでした。
ショップの皆さんも片づけて明日の用意に急いで帰ります。明日からはお客さんが大勢来るので、気合の入れ直し!
馬車道駅に歩く途中で撮った写真。夜景がほんとうに綺麗なので、疲れも癒されますぅ~。しかし、あの辺からこっちの大桟橋の方まで、伊豆大島公演のとき、LawrenceLoloちゃんは大雪のなか、彷徨っていたんだな~~~。
*興味がある方、ぜひ、BLOGの”伊豆大島高校公演の思い出を読んでね~(^~^)
毎年帰りは北口通路から帰るの。柱にずらりとAFYのポスターが貼られているのを見たいから。これもコフィが自ら貼りに行くのです。彼は本当にスゴイ人です。外務省でさえ早々にやめてしまったアフリカンフェスティバルを、10年も何とかやり続け、外務省、大使館、横浜市、相模原市、ボランティアスタッフ、毎年来て下さるお客さん等、多くの人々にアフリカを紹介し続け、アフリカと日本の架け橋となり続けている。微力ながら、MariTAMTAMもお手伝いし続けたいと思っています!1日でもボランティア歓迎なので、ぜひ!来年は参加を?