B.B.MofrankビービーモフランStoryB.B meets Japanese2
B.B.MofrankビービーモフランStory [B.B meets Japanese編 <2>]昨日の続きで~す。きのうの<1>をまだ読んでいなかったら、先にB.B.MofrankビービーモフランStoryB.B meets Japanese<1>を読んでね?(^^)
オーディションにはまず選ばれないだろう、自分だけ一人でバンドじゃなかったし、、、、と思いながらもジリジリと結果連絡の電話待ちをしていたB.Bモフラン。(MariTAMTAMもオーデション経験沢山ありますけど、結果待ちの時って本当に落ち着かないですわろ)♪♪♪!!!ついに電話が鳴ったので飛びつきました。相手はプロデューサーのSさん。Drrrrrrrrrrr<(ドラムロールの音クレッシェンド)ダダン!
「モフランさん、あなたにぜひ、広島長崎平和記念イベントの出演をお願いしたい。引き受けてくれますか?」「エッ!?(このエッ!?はEとIの間の独特の発音で、またの機会に書きますがアフリカの友人達は皆驚いた時はこのエッ!?)オフコース!!」驚きながらも、未知の国日本で演奏出来る喜びに興奮するB.Bモフラン。「どのバンドと一緒ですか?」会場にいたバンドの面々を思い浮かべながら訊き返すと「あなた一人だけを選びました。今すぐに自分のバンドを作ってメンバー表e.t.cを用意して送って下さい。ビザの事とか色々準備があるので、すぐに用意出来ないと契約が難しいのですが。」「エッ?!」その時、B.B.モフランは自分のリーダーバンドを持っていなかったので、プロデューサーの思いがけないオファーに驚きましたが「O.K!すすす、すぐ用意します!ちょっと待っててネ!?」コンゴにすっ飛んで帰り、これと思うメンバーをピックアップして初めての自分のバンドを結成しました。そう、それまではあちこちのバンドに頼まれて演奏していた彼が自分のバンドを結成したのは、この日本人からの依頼がキッカケだったのです。One day, B.B.モフラン met a Japanese が思いもかけない展開になりました。
「よしっ!メンバーは決まった。あとはバンドの名前だ。何にしよう。。。。。」
B.B.モフランはお父さんが広大なプランテーションの持ち主だったので、子供の頃から「お前は私の跡継ぎになるのだから色々勉強しなくてはいけない」とモフランを連れ歩き、色々な事を教えたそうです。トウモロコシのプランテーションには野生の猿の群れがよく、トウモロコシを食べに来ていました。コンゴ、北カメルーン等に生息するBABUNという猿で、お父さんと見回りに行くと、必ず彼らに遭遇したので、自然と彼らの習性を知る事が出来たみたい。
とても頭が良く、必ず1匹だけが群れから離れて、高い木の枝にのぼり、危険な生き物が近づいてきたら群れに警告を出す見張り役をしています。ベビーもいる群れのBABUN達は向こうでせっせとトウモロコシでお食事中。かといって、見張り役は何も食べていないかというと、ちゃんとトウモロコシを持って食べながらの見張り。BABUNにとって最も危険な生き物は人間。お父さんとB.B.モフランが近づくとスゴイ声を出して群れに報せ、あっという間に皆避難してプランテーションからいなくなってしまうという見事な連携プレイに、毎回感心していました。お父さんはB.B.モフランに「絶対に危害を加えてはいけない。彼らは危害を加えた人間を覚えていて、機会をうかがって仕返しするから。BABUNは武器を持っていなくても、1匹で人間を殺す事が出来る。」と注意しました。
BABUNのような猿でさえ賢くグループで一丸となって社会を作りお互いを守りあって暮らしているのに、なぜ、人間はそれが出来ないんだろう?B.B.モフランはかねてから、アフリカでの部族間の揉め事はなくならないのだろうか?と考えていました。皆「アフリカはひとつだ」と言いながら、ちっともひとつになれていないじゃないか?
部族や人種や宗教を超えて、人類はひとつにならなくてはいけない。。。。そして、そんな思いをこめて、自分の名前のMofrankのMOにBABUNを合わせた「MO BABUNA」という名前をバンドにつけました。「モバブナ」…..B.B.モフランの初めてのリーダーバンド誕生の瞬間でした。そして、いよいよ、B.B.モフランは「MO BABUNA」のメンバーと一緒に、初めて日本に渡ることになるのでした~~
♡♡♡このシリーズはMariTAMTAMが本人にヒアリングしてストーリー風に書いています。BABUNなども、調べてから写真やイラストも添えたりと気をつけているけれど、お話の細部に記憶違いや思い違いがある可能性もあるのでよろしくお願いしまするるん♪♪♪それにしても、全ての生き物の姿かたちって見事に芸術。。BABUNも、どうしてこんな色や形になったのか、ふしぎでふしぎでふしぎですわろ