Bayefall Revolution新渡戸文化学園公演・アシコ

は~~い、ちょっと間が空いちゃったけど、Bayefall Revolutionの新渡戸文化学園公演の続きで~す♪この日、登場した珍しいアフリカの楽器のひとつを紹介します♡その名もセネガルの「Asiko=アシコ」。木枠の片面に山羊の革を張った四角いパーカッションです。西アフリカの他の国々にも、名前は違うけれどこの楽器があります。裏側から見るとどうなっているかっていうと、革を張った木枠の内側ぴったりに、向かい合う各辺の真ん中を結ぶように十文字に細い板が渡してある木枠があります。

 

 

 

裏側から見るとどうなっているかっていうと、革を張った木枠の内側ぴったりに、向かい合う各辺の真ん中を結ぶように十文字に細い板が渡してある木枠があります。このアシコという楽器はとてもよく出来ていて、内側の木枠を革のほうに向かってぎゅぎゅ~っと押しつけていくと、革の張りが強くなって音程が高くなるんです。逆に、手元の方にぎゅぎゅ~っと引いて打面から離すと、張りが緩くなって音程が下がります。よく思いついたな~~って感心してしまいます。演奏は写真のようにして両手の指で叩きます。

 

 

ママドゥ・ローの持っているアシーコの方が、アブドゥの持っている方より小さいでしょ?大きさも色々。音程が違うアシコを何台か使ってアンサンブルすると、それだけでとっても面白いサウンドになるのでありまするるるん。

実は「Ashiko=アシコ」という名前のアフリカの太鼓がもう一つありまして、今では中南米のパーカッションとして花形的存在になっているので、日本ではそっちの方が有名で一般的に売られています。

 

 

モロッコを旅した時、道行く本を持った少年が本をアブドゥ達のように抱えて、指でぱたぱた叩いているのを見かけました。レストランのボーイさんも、暇な時にはトレーを抱えてぱたらんぱたらんと指で演奏していました。気がつくと、町のあちこちで、誰もが四角いものさえあれば、指でぱたぱた。もしかしら、アシコの練習をしていたのかしらん?