Daudi Josephダウディの上を向いて歩こう in タンザニア青年時代(4)
Jumbo~! ジャンボ!(スワヒリ語のコンニチハ!) 「Daudi-Daviデヴィちゃんの上を向いて歩こう in タンザニア青年時代」,このシリーズは少年から青年になった時代のエピソードをヒアリングして、MariTAMTAMまりが事実に基づいて物語風に書いてます。物語風なので多少演出もあり、もしかしたら思い違いや間違いがあるかもしれませんがご了承くださいませりん。
写真はタンザニアのものですがあくまでもイメージで、物語の情景が浮かびやすいようにとつけています。そして野生の王国でもあるタンザニアなので、色々な動物達も物語に関係なく写真で登場しています。まだ、前のあらすじを知らない人、まずは少年時代シリーズ=Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア少年時代(1) Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア少年時代(2) Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア少年時代(3) Daudi Josephの上を向いて歩こうin タンザニア少年時代(4) Daudi Jopsephの上を向いて歩こう in タンザニア(5) Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア少年時代(6) Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア青年時代(1) Daudi Jpsephの上を向いて歩こう in タンザニア青年時代(2) Daudi Josephの上を向いて歩こう in タンザニア青年時代(3) を読んでから、こちらを読んでくださいね♡
翌朝、Daudi-Daviデヴィちゃんは村の人達の後について作業場に行き、やっと謎が解けた。ここはGold mining金を採掘する作業場で、村の人達はこの仕事のためにあちこちから集まった人達だったのだ。初めて見る金採掘の現場だったので、興味津々にあちらこちらに行き、作業を見学した。気さくに作業員(村の人達)に話しかけ、質問したり、説明を受けたりした。
(*MariTAMTAMまりコメント;タンザニアは実は今、金の採掘量はアフリカ屈指の国です。でも、それは2012年以降。理由はその頃から外資の超大手企業が数社、タンザニアの金脈を狙って乗り込んだからです。それ以前は、埋もれている金を現在ほど大規模でハデに採掘する会社はなかったようです。Daudi-Daviデヴィちゃんは関わった頃は、まだハデな採掘場がバンバン出来る前の時代だと思われます。ちなみに2012年のアフリカの産金量は第1位が南アフリカ、第2位がガーナ、続いて第3位になんとタンザニアが踊り出たのらしいです。)
作業員の村人達も、Daudi-Daviデヴィちゃんの人柄がわかってきて、だいぶ心を許したようで、笑顔で会話することも増え、毎日が事件も事故もなく過ぎていった。1日の仕事を終え皆が集まって作業場から小屋がある村に帰る時、一番最後に歩き出したDaudi-Daviデヴィちゃんの横に仲良くなった親分格の壮年の作業員が並んだ。彼が白い歯を見せてニコッとしながら、Daudi-Davi弟子ちゃんのシャツのポケットにポロポロっと小さな小石のようなものを落とし込んだ。右のポケットの次に左のポケットにも、ポロポロ。「これ何?」と訊きかけたDaviちゃんでしたが、彼が違う話をしはじめたので、そのことはいつの間にか忘れてしまった。
月曜日、来た時と同じドライバーと車が迎えに来てDaidi-Daviデヴィちゃんは久しぶりに街に戻った。きょうは村の皆もお休みだ。金庫から荷物を車に積み込み村を後にすると、やがて懐かしい都会の景色になり、自分のテリトリーに戻ってホッとした。ドライバーがGold金を売る場所にDaudi-Daviデヴィちゃんを連れて行き、Daudi-Daviデヴィちゃんはひとりで山から持ってきた荷物を持って中に入っていった。
荷物を渡して手続きを待っている間に、ふと、シャツのポケットに入っている小さい塊たちのことを思い出した。「これもお金に換えられるのかな?」「もちろんです。これくらいならすぐに計算出来ますよ?」と受付のスタッフが受け取り、しばらく手続きしてから「はい、どうぞ」とDaviデヴィちゃんにお金を出した。その金額にDaviデヴィちゃんはビックリしてしまった。あんな小さな小粒何個かがこんなお金になるなんて!?
そして、ハッと気がついた。(俺のポケットにあんなふうに入れたってことは、、、、皆、自分のポケットにも入れているんじゃないか?アイヤイヤイヤイヤ~
これはマズイ。今度から注意しなくちゃ、、、)
(ちゃんといろいろ教えておいてくれればいいのに、ほんっとに何にも説明しないでいきなり村に置いて行っちゃうから、何にもわからず手探りでえらいこっちゃ。)明日からどういうふうにすればいいか、あれこれ悩みながら街での用事を済ませ、家に寄って、また山奥に戻っていくDaudi-Daviデヴィちゃんでした。
♡♡♡MariTAMTAMまりコメント;この時、Daudi-Daviデヴィちゃんは20歳になったばかりだったとか。ドラマチック~~。お父さん、Nさんはどんな考えでがあって、Daudi-DAviデヴィちゃんを山奥の金の採掘場に送り込んだのか?残念ながら、ご本人にインタビューすることが出来ないので、勝手にあれこれ想像するだけです。。。あ~、今夜も遅くなってしまいました。(>。<)Lala salama~♪