HEY!WAO!(ヘイ!ワオ!)”ゴスペルからHipHopまでブラックミュージックの魅力と歴史” 芸術鑑賞会・芸術鑑賞教室ストーリー小学校編

HEY!WAO!(ヘイ!ワオ!)”ゴスペルからHipHopまでブラックミュージックの魅力と歴史” 芸術鑑賞会・芸術鑑賞教室ストーリー小学校編<1>

小学校、中学校、高校、ファミリー親子コンサート等々、全国津々浦々数えきれない公演をしてきたけれど、小学校公演はこちらも童心にかえる。想像もつかないリアクション満載で出演者も生徒さんも笑顔が弾けまくって本当に楽しい。ほとんどの学校が,前から1年生2年生と順番に座るんだけど、体育館での公演だと椅子ありと床に座るケースに分かれ,小学校はほとんど床座り。防災ずきんを座布団代わりにしている事が多い。この最前列の1年生、2年生は幼稚園児がちょっと育ったくらいなので、感じたままに素直にストレート反応する。実はこういう生徒さんのリアクションが、ほんとうに芸術鑑賞会や芸術鑑賞教室,学校公演でしか体験出来ない、私達にとってのかけがえのない宝物なのだ。この宝物をシリーズで小学校編、中学校編、高校編、ファミリー親子編を気まぐれにUPしていくので、ぜひ、読んでみてね?

HEY!WAO!の前身となるMYリズムネイションが、初めて小学校公演した時のエピソード。すでに学校公演経験値が高かったMariTAMTAMマリの「この曲は小学校には向かない」という意見に対し、経験値0の大人向けライブでは売れっ子ベテラン外国人メンバーが「名曲だし、どこのライブでも盛り上がるから、どうしても歌う」と強く主張、スティーヴィーワンダーのmiddle tempoの曲を決行することになった。公演前半、慣れない小学生の反応に戸惑いながらも、そこはカンの良い外国人メンバー達、子育て経験を思い出してか自分の子供時代を思い出してか、いい感じで生徒達とやり取り。生徒さん達も初めて本物の黒人アーティストを目の当たりにして、そのルックスや声量、歌の迫力やダンスに目をまん丸くして魅入って、手拍子で身体を動かしてノリノリになってくれて、メンバー一同嬉しくなり、お互いにアイコンタクトを交してうなずき合った。

Mariが子供向けに考えた一人芝居仕立ての黒人音楽の歴史のお話も、低学年の生徒さんの集中力をはかりながら臨機応変に変えていくので、最後まで聞いてくれてホッ。高学年は真剣に訊いてくれて、涙を流す子もおり、感想分では「イジメは絶対いけないと思った」「差別に負けずに頑張った黒人の人たちはスゴイと思った」「奴隷とか、こんなヒドイ歴史があったなんて知らなかった。自分がそういう人にならないぞと持った。」と、こちらが感動する素直なメッセージが沢山。冥利に尽きる。メンバー全員、この公演は結構イイ線行ってるよね?というご機嫌な雰囲気のまま、いよいよスティーヴィーの曲を演奏し始めた。最初は集中して見ていた生徒さん達だけど、ついに1年生が曲の途中で飽きてしまった!!!隣りの子にちょっかいをかけ始めたり、お鼻をほじほじしだしたり、じゃんけんしたり、友達同士でおしゃべりしたり、じっとしていられなくなってもぞもぞしたり、ついにはケンカをはじめたり、一斉に崩れてしまったのだ。シンガーはパニック状態「Mari~~~ド~シヨ~~~Help me~~」大人にはとっても効果的なパフォーマンスがいっさい通用しない1年生!恐るべし!小学校公演初体験だったメンバーにとっては、この時の体験は16年経っても忘れられないくらい衝撃のエピソードだったそうだ。時々語り草になる。懐かしい思い出。

とにかく皆で表情筋をフル稼働させダンスや手拍子を煽って、何とかやりきったが、数分の曲が果てしなく長く感じられた、、、、苦い経験です。でも、この経験のおかげで、次の公演からは全員気持ちをひとつにして「1年生の気持ちを惹きつけながらも、高学年の生徒にも見応え聴きごたえのある公演づくり」を追及していくことになった。ダンスレッスンコーナーに入ってからは会場全体が一体となり、全校生が大喜びでコンサートの最後まで一緒に踊ったり歌ったり、音楽を体中で感じて表現してくれた。大切なメッセージも分かち合い、大変な勇気を貰った。小学生の理解力は大人が思っているよりはるかに高い。だからこそ、ステージ上に立つときは、その前にどんな事があったとしても、ピュアな気持ちにチューニングしなくてはいけないと毎回思うし、これだけは自分で絶対守ると決めている。そして同じ気持ちを持つメンバーと公演をしたいと思う。一期一会を肝に銘じて。無意識レベルでこちらのバイブレーションが観客に伝わるからだ。HEY!WAO!もAASも、この点はとても気をつけている。

小学校公演は楽しいけれど、1年生~6年生までの幅が今も難しい課題だ。毎回、反応を見ながら臨機応変に司会やトークをかえてみんなでパフォーマンスする。だから、それぞれの公演はそれぞれの学校の生徒さん先生たちと一緒に作る、世界でひとつだけの公演になる。今度はどんな出会いがあって、どんな公演になるかな?毎回楽しみだ。

なんだか超マジメに語っちゃいました~(^。^)ま、たまにはいいかな?