ほっほっ♪ほおずき♪鬼灯だ♪
鬼灯=ほおずき。この時期になるとお花やさんだけでなく、あちこちに見られる可愛らしい赤いちょうちんのような袋とその中の真ん丸の赤い実。子どもの頃からの夏のお馴染み♡ 日本では古くからお盆に仏花として飾られてきました。使者を導く提灯の役割を果たすからだそうです。どんな月夜にほおずきの提灯があったら、天国に行った人達にちょっとの間でも会えるのでしょうか?会いたいな。。。そして、日本では、なんと平安時代から薬として利用されてきました。
ほおずきは、ナス科・ホオズキ属(フィサリス属)多年草です。茄子の親戚なんだ!知らなかった(>v<)
原産地=東南アジアとされていますが、ホオズキ属は80~100種もあって、ヨーロッパから日本、北アメリカと北半球の広~い範囲に自生しています。用途によって食用と観賞用に大別され、実の大きさや形もそれぞれ。薬用の効能は~~子供の夜泣きやひきつけ、大人のお腹や胸の痛みを和らげるとされていました。中国では、根が「酸漿(サンショウ)」という生薬名で呼ばれ、漢方医学では咳止めや解熱、利尿の薬として熱や黄疸のときに用いられるとのこと。ただ「酸漿根(さんしょうこん)」という生薬名で呼ばれている地下茎および根には毒性があって、平安時代に堕胎剤として使われていたという説もあるそう。
一方、食用ほおずきは「ゴールデンベリー」「インカベリー」とも呼ばれてて、ヨーロッパを中心にフルーツとして食べられています。日本でも売ってるみたい♪ビタミンAはトマトの4倍?ビタミンBの1種イノシトールを豊富に含み、体内に脂肪を溜め込まないようにする働きがあるとされていて、コレステロールの低下や動脈硬化、ガンの予防に効果があると言われているんだって。若い実の味は酸味があり、黄色く熟すると独特の甘みがあるんだって~。どんな味がするんだろう???
Mariは、提灯の状態しか知らなかったんだけど、3月頃からツルを伸ばし始め、6~8月に可愛らしいクリーム色小さな花を咲かせるんだって。茄子のお花に似てる~♡その花が受粉して、7~9月に実がつきます。
ちなみに、俳句では「酸漿」が秋の季語、「酸漿の花」は夏の季語。へっへっへっ*ちょっと「とめはねっ!」ってミマシタ。
あの、提灯のような実の袋は、葉が変化したもの。中は空洞で、果実の中にはたくさんの種が入っています。子どもの頃は、あの実が柔らかくなるまでモミモミしたら、音がするってママに渡されて、熱心にモミモミしてたけれど、結局、一回も音を出した記憶がない、、、、、、どうやったら、音が出るの???どんな音が出るの???知ってる人、教えてくださぁーい(^。^)♪
名前の由来は諸説あり☆実が赤く染まったほっぺたを連想させ、鳴らして遊ぶ子供たちの様子から「頬突き」、ホホというカメムシがつきやすいことから「ホホ付き」などなど。
鬼灯が登場するもっとも古い記録は「古事記」。古事記の中では、ヤマタノオロチの目の赤さを表す例えとして鬼灯が用いられているそうです。奈良時代以前には「輝血(カガチ)」とも呼ばれ、意味は「真っ赤に輝く火の精霊」。平安時代には「本草和名」という日本に現存する最も古い薬物辞典に「酸漿」(さんしょう)として登場しています。
属名のPhysalis(フィサリス)は、ギリシャ語で膨らんでいることを意味する「physa」が語源で、膨らんだ実の姿にちなんでつけられました。
よく熟した ほおずきの袋状の萼は、数日水につけておくと柔らかい組織が溶けて葉脈だけが網状に残り、神秘的で芸術的な様子になります。
水につけなくても、熟しきった ほおずきの萼は、光が透けて、とっても繊細な美しい姿になります。どの姿もそれぞれに神秘的で美しいから、今も昔も大人気なのでしょう♪♪来年こそは、浅草寺の「ほおずき市」に、浴衣を着て行くなり♡毎年7月上旬に開催され、120件を超える鬼灯の露天が賑わい、風鈴の音がたくさん聴こえるんだって。しかも!夜遅くまでやっている!きっと、夜はすごく幻想的なはず、、、ぜったい行こうっと!
あっ!!そうそう!ほおずきは、こんなに素敵なのに、形のせいで花言葉がビミョウです。プレゼントに使う時は、よぉ~く検討してください。見かけが大きいのに中の実も種も小さいことから、「偽り」「ごまかし」「半信半疑」という花言葉がつけられてしまいました。ポジティブな花言葉の意味もあって「私を誘ってください」「心の平安」「神秘」。
ああ、また夜更かししてしまった、、、おやすみなさい。