卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(10)
伊豆大島公演の思い出ストーリーシリーズも最後になりました。BLOGを書きながら、改めて思い出すことや感じることがたくさんあり、もう一度追体験をしているみたいな感じ。このシリーズでは当時の写真がないので、おめでたい七福神のイラストを多用していますけど、実はMariTAMTAMまりが20代で最初に作ってメジャーデビューした多国籍エスニックロックバンドの名前が「七福神」でした♪懐かし~~(>。<)パーカッションを叩きながら踊りながら歌ってました。贅沢にも1stアルバムのレコーディングをNYCのPawer Station Studioでやり、エンジニアもアノ大ヒットした[Some Like It Hot] を録ったSteave Rincof,SaxもTower of Powerのメンバーに吹いてもらったりしました。バンドメンバーのほとんどは今もそれぞれ活躍しています。
当時書いていた歌詞を見ると、今HEY!WAO!で歌っているWhere is the Loveはじめ、色々な曲の歌詞ととても似ていて、形は変わったけれど、自分のカラーはあんまり変わっていないんだな~~と気づいてしまいました。(笑い)卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(1) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(2) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(3) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(4) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(5) 卒業シーズン、伊豆大島公演の思い出(6) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(7) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(8) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(9)からの続きものなので先に1~9を読んでくださいね♡ではでは~~
<このことだったんですね> の意味はまだまだ謎のままだけど、きっと一生謎のままで、でも、考えるキーワードとして常に心に残るのだろう。同じ体験の<このことだったんですね>がその時々の自分の年齢やタイミングで、変化していくんだと思う。そうやってずうと繋がっていくんだろうな~~本とかも、同じ本が読む年齢やタイミングで全然違って感じるもん。ロジカルな人間じゃないので言葉にしようとしてもうまくいかないことはそのままにしてしまうことが多いけれど、歌詞を書くときは言葉は向き合わなくてはいけない。無理やり分析したり考え過ぎても、かえって凝り固まっていったり、ずれていく気がするし、ほんとうに難しい。
さて、大島の港から出発したカラフルで小さなジェット船は、白い軌道を残しながら飛ぶように走り、外の景色はぐいぐい変わっていった。
メンバーは思い思いに席を取り、それぞれ眠ったりぼんやりと外をながめていた。曇り空の彼方に島影らしきものが見える。ぼんやりして、帰りはあんまり記憶にない。行きと違い、高速ジェット船はあっという間に竹芝桟橋に着いた。2時間くらいか。
船を降りる時、予期せず何人かの方に心のこもったお礼の言葉を頂いた。本島に帰る先生や島の方が何人か同乗していたのだ。翌朝一番には、学校から会社にお礼の熱い電話も入ったそうだ。「お願いして本当に良かった」と言われたそうだ。ひたすら嬉しい。すなおに嬉しい。
竹芝桟橋で皆と別れ、ガラガラとスーツケースを引きずって浜松町駅に向かった。ほんの20時間ほど前に、吹雪の中ここを歩いていたのが夢のようだった。人生、一瞬先に何が起こるかわからないって、ほんとにほんとだなぁ。。Mariまりは,ほんとうに恵まれているなぁ。。。なのに、怠けてばっかりだなぁ。。。。もっともっと、やれることをやらなくちゃ、自分の可能性をもっと信じて。。。。。など、青春なことを考えながら、空を見上げて深呼吸した。
伊豆大島で貰った大きな宝物と気づきとパワーを改めて実感した。Mariは本当にかけがえのない貴重な素晴らしい体験をさせて貰ったのだ。他のメンバーがどう感じたかはわからない。同じ出来事でも人によって感受の仕方は千差万別。
神様の計らいは常に人智を超えている。当たり前だけど、そうなのだ。誰もが祝福されているのだ。あとは、それを、どう生かして生きていくか?今の自分がわかる範囲で、精一杯生かそうとすれば、おのずから次への答えが、わかるようになっているのかもしれない。と、信じていたい。
大島公演から帰った翌日、公演の準備でいっぱいいっぱいになってほったらかしていた確定申告書を仕上げるために本棚で探し物をしていたら、古い手帳がこぼれ落ちた。拾い上げて見るともなしにパラパラとめくっていたら、過去の自分が大きく下手な字で書きこんでいた文章が、ふと目に留まった。大学時代から、忘れかけては時々思い出して、手帳に書いていた文章だ。長いこと、すっかり忘れていた。
「求めていなければ、授からない。だから、いつでも求めていなければならない。
自分だけに授かるものが、どこかにある。それを授かるのはいつなのか。
ついに授からないかもしれないが、求めていなければ、授からないのだ。」
花伝書より
びっくりした。粋なダメ押しのメッセージを貰った気分だった。涙が出るくらい、胸が苦しくなるくらい、切ない文章だ。でも、そのとおりだ。思わず首を左右に振りながら溜め息をつき、ひとりで笑ってしまった。出来過ぎ~~~♪
OK! がんばります! ありがとうございました~~♡
なんだかティーンエイジャーの時からずうっと進歩なく同じところをぐるぐる回っているだけみたいな、恥ずかしいストーリーでしたけど、最後まで読んでくださってありがとうございました♡ぐるぐるしながら、すこうしずつでも、螺旋のように上に行けてるといいな♪