卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(8)

 

伊豆大島高校公演の思い出ストーリーシリーズもいよいよ終盤で~すMariTAMTAMまりが「HEY!WAO!」をつくる時に、この時の体験やプログラム作りが大きなヒントになりました。当時書いた日記が元になっているので、かなり自分の世界に入ってしまってます~終盤はMariワールド全開です、、すみません(>。<)意外と!?悩める迷い多き美女????なのでした。(^^)軽く読み流してくださいませりん♪

 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(1) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(2) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(3)  卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(4) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(5)  卒業シーズン、伊豆大島公演の思い出(6) 卒業シーズン、伊豆大島高校公演の思い出(7)から続けて読んでね?イラストや写真はイメージです。

 

ベテラン女性マネージャーさんが楽屋に戻ってきて、私を隅に呼んだ。「Mariまりさん、急で悪いけど、知り合いが亡くなった方もいらっしゃるそうで、何か、そういうことを踏まえたメッセージをMCに入れてくれないかって今お願いされたの。お願いね?」うへっ!?よりによって一番の鬼門、来る前から東京で悩み続けていた事、あえてMCでは触れずに音楽で伝えようと思っていた事を、語れと、おっしゃいますか?Mariまりにはムリですゥ~~

とは、言えないので、「公演の中に全て盛り込んで皆で心をこめて演奏するので、MCでしゃべるという形では頑張りますけど、あまりストレートには語れないと思います。でも、頑張りますので、先生によろしくお伝えください」と答えた。でも、このオーダーで、MCに関してはちょっとしたパニック状態になってしまった、、、、、、せっかく椿の色をテーマに衣装を揃えたことを言うつもりだったのも、すっかり忘れてしまった。

そして公演が始まり、「あっ」という間に終わった。

客席にいる全ての人が、何かの形で舞台に上がったり、主役になってスポットを浴びるように意識してコンサートをすすめた。大島町の方々は実におおらかで明るくて、歌うのも大好き、踊るのも大好き、手拍子も大好きという感じだった。

 

ディスコの曲でも、先生が音頭の振付けで踊りだしたりして、大笑いになったりした。これこれ!まさにコレ!自然発生でコレが出るなんて、サイコー☆☆☆

「上を向いて歩こう」では町長さんが歌いながら涙を流していらした。はっとした。ご苦労を垣間見た気がした。

この名曲の力はすごい。過去にも中学生や高校生から「この曲を歌いながら泣いた」という感想文をとっても多く貰った。音楽の力だ。こういう曲を書けるようになりたい。

バンドメンバーもスタッフも客席の皆さんも、ここにいる誰もがこのひと時を一緒に楽しもうと無我夢中でひとつになっている感覚だった。

舞台から見て右手の生徒さん達は1年生のせいか少し遠慮が見え、その遠慮をすくいあげて解放させようと色々やってみたのだが、結局それなりに歌ったり踊ったりしたけれど、Mariまりサイドの2~3年生の勢いほど弾けるには至らなかったのが、ちょっと心残りだった。

低学年が高学年を気にして解放し切れないケースはよくあり、そこをどううまく持っていくかも、学校公演をやる時の自分の課題なので、カーテンコールしながら「ごめんね、力不足で、先輩達に気を使わせたまま終わっちゃったね。」と内心で謝った。