宝生能楽堂ロビー、写真ギャラリーをお楽しみあれ♡
舞台客席の外側の壁にずらりと並んでいた、お能の名作の写真をご紹介♡の巻~~
まずは「石橋」=しゃっきょう・です。能面は獅子口という、獅子の顔をしたものだそうですが、残念ながらこの写真ではよくわかりませぬ。仏跡を訪ね歩く法師が山奥の幽玄な石橋を渡ろうとするととめられ、その後、獅子(文殊菩薩の霊験、使いに霊獣)が飛び出てきて舞台いっぱいを勇壮に舞う。見応えはありそう~~☆赤と白の獅子2頭が登場する演出もあるんだって!観たい!石橋モノという作品群があるくらい多数あって、歌舞伎にも取り入れられています。(連獅子、相生獅子など)。牡丹の花はマストらしいです~。写真の獅子の隣の木に沢山咲いているの、あれ、白い牡丹の花みたい?唐獅子牡丹、着物や帯の柄にもあるもんね♡アンティークの安いモノだけどお気に入りを持ってま~す♡
こちらは、「巴」。こうしてみていると、だんだんお面がお面でなく、人の顔に見えてくるような、、、言わずと知れた木曽義仲の妻、巴御前の話で、唯一の女性が主役の修羅能。女武者モノ。巴の霊が、琵琶湖湖畔で旅の僧に、無念を語り、女武者として奮闘する様を舞う。んだそうです。これもぜひ、観てみたい♡
こちらの真っ赤な髪は「野守」。鬼神モノ。めちゃパンク。どうして、こんな髪の色にしたんだろう???そういえば、バリ島の仮面劇のお面にも、似たような顔立ちのモノがあったような気がします。小癋見(こべしみ)という面でキリっと結んだ口、強い眼差し、赤味の強い彩色が特徴。 鬼神なのです。明鏡に大宇宙の全てを映し出して山伏に見せるのです。
最後に「百万」。狂女モノの代表的な作品のひとつで人気が高いそうです。百万という女性が生き別れた我が子を探し歩く母性を描いている作品で、ほとんどの場面でシテの百万は踊り続けている。能面は深井、烏帽子は前折烏帽子、手には笹(狂い笹)。
いかがでした?実は、「これはいい♪」と本番前に一通りパチリパチリしたんだけど、座って休んだり食べたりしているお客さんの頭がちょうど絵の下あたりに並んでいるので、うまく撮れず、公演終了後、人気がなくなってから改めて録りなおしましたなり。(^^)