🌞幸せな日々は、突然に⚡⚡

人と人の出会い、人だけでなく本や出来事や全てのものとの出会いは、”出会う瞬間が自分にとってどういうタイミングだったか”で、大きく変わると思います。👼✨✨✨人と人の場合は、お互いがそれぞれがどういう状態だったか等々、そのタイミングによって、全然違う印象や展開になるんじゃないかしらん???🌙🌞定基と力寿は、そういう意味でも、恋におちるべくしておちた=運命的なタイミングで出会ったと思います。特に定基は、味わったことのない挫折に直面し、今までの人生観や価値観では乗り越えられない現実によって、自分への自尊心も何もかもがボロボロ、途方に暮れている=ある意味、大きな転換期の真っただ中にいたわけだから、🌸🌸🌸自分の知らない価値観や世界で生きている力寿との出会いは、なおさら大きな意味を持つ出会いだったかもですにゃ😽🌍さて、Mariの妄想で膨らむ物語に戻りますねにゃ😽🌸🌸🌸⛰森の中で、突然出会った男(=自分)に驚いている力寿を見て、定基はとっさに(怖がらせてはいけない)と思い、優しい笑顔で即興で歌を詠んで問いかけます。🎵🎵

🌳🌳🌳「どうか驚かないでください、私はあやしい者ではありません。私はただ、たえなる笛の音に誘われて、幽玄な桜の森の中、ここに来ました。笛を手にしておられるあなたは・・・もしや🌸桜の精ですか?でしたら、どうか、どうかもうしばらくの間、笛の音を聴かせてください。🌸」(クゥ~ッ🌟このシーン、完全にMariの創作ね?てへへ)。🌳力寿は力寿で、相手の優し気な声や様子に少し安心します。しかも歌を詠む男性なんて生まれて初めて出会ったので、違う意味でも改めてびっくり💦💦💦。しかもしかも、よく見ると、ルックスも着ている服も気品があってとても素敵な人では?(ちょっと疲れてて薄汚れてはいるけど・・・)

と感じ、ますます安心して、恥じらいながらも歌を詠んで返します。🌳🌳🌳🌸🌸🌸🌸🌸誰もいない、幽玄な桜の森で、桜の花や木々に見守られながら、出会った二人は、歌を詠み合って気持ちを交わし、楽を奏であい、この世ではないようなひとときを過ごしました。(これが笛でなく太鼓だったら、ムードなかっただろうなぁ・・。パーカッショニストはつらいよ🐯🌸🌸🌸🌸🌸🌳🌳🌳やがて、森が暗くなりはじめ、日が暮れてきたことに気づいた力寿は、家の者が心配しているだろうこと思いだして、慌てて家に帰ります。定基も気を取り直し、待たせたままの従者の所に戻り、赴任場所へと向かいます。🌸力寿との出会いに癒されて、心なしか足取りが軽くなっている定基でした。🐾🐾🐾

 

 

そんな2人は、長者である力寿の父が、新任の国司を迎えるお祝いのために催した盛大なお祭りの席で、再び出会います。はい。(●´ω`●)✨✨✨✨✨✨✨✨平安時代らしく、歌を詠み合い、楽器を奏で合い、ますます心惹かれ合い、お互いを想い合い、色々なことを語り合い、幸せを分かち合い、、、、、💖💖💖2人は四季折々の自然と共に、平和な里で愛を育んでいきました。例えば、力寿のはにかんだ恥じらいの仕草や可愛らしい言動は、都で交流していた女性達だと”あざとくて何が悪いの?”系の意図的だけどカワイイものと似ているけれど、力寿の場合はまんま本心からの言動なので、そんなことも定基には新鮮で愛おしく思えました。キュンです~🎵定基は状況的に、都から気の利いた高価な装飾品を取り寄せて力寿にプレゼントするのはなかなか難しかったと思いますが、力寿にとってはそんなものより、きっと定基と共に過ごす時間が一番の喜びだったのではないでせうか、、、((⋈◍>◡<◍)。キュンですにゃ🐯✧♡

🌍また、都から遠い素朴な里で力寿と出会ったことで、定基は、宇宙や自然の魅力もいつの間にか身近に感じるようになり、都の生活では見えていなかった自分自身とも向き合うようになり、価値観が変化していったのではないでしょうか?恋は、ケミストリー。お互いが感応し合って、成長していった素晴らしい幸せな日々。ただ、その日々は、突然終わることになりました。東三河に赴任して4年経った頃、定基はまた、突然都に呼び戻されます。定基にとっては、待ちこがれた都への復帰。そして、時を同じくして、力寿は重い病に臥してしまうのです。(何の病だったかは記録に残っていないようですが、)

病は急激に悪化し、みるみる弱っていく力寿。片時もそばを離れず、介抱する定基。そして、出来得る全てのことをする家族。そんな皆の必死の介抱の甲斐もなく、あっという間に力寿の命の🔥炎は燃え尽きてしまい、ある日、定基の腕のなかで息絶えてしまいました。あまりにも、あまりにも突然に・・・山桜がふいにはらはらと散ってしまうかのように・・・定基は、力寿の亡骸を抱いたまま、悲嘆にくれて引きこもってしまいました。誰が声をかけても、見向きもせず、食事もとらず、ただただ力寿を抱きしめて、涙を流しながら過ごしているのです。

💀その姿には鬼気迫るものがあり、力寿の家族を始め、誰も近づけなくなりました。皆、心配しながらも、なす術もなく、てをこまねいていました。かれこれ、力寿が息絶えてから、もう一週間経つ・・このままでは定基も死んでしまうし、力寿の亡骸も埋葬してあげられないと・・・・💀💀💀おお・・・・・・物語はちょっと、おどろおどろしい展開になっていきますです・・・・・