NHKBS国際報道2018でペリリューを紹介(2)火炎
彼らの任務は前線の1つペリリュー島で出来るだけ生き延びて、戦闘が終わらないようにし、本土決戦になるまでの時間を引き延ばすこと。勝つことは期待されておらず、それだけの軍備もなく、攻撃をしかけて玉砕することも自決することすら許されない。島にある小さな洞窟に潜んで、夜中に命がけで食糧を調達しに出かける毎日。戦力はもちろん、武器も食糧も補給されない。
もちろん米兵は彼らを殲滅すべく、常に動き回っているので休まる暇はない。NHKの報道番組なので資料が豊富なのでしょうか。。。当時の米軍が撮影していた実際の映像が流れました。
絶句。終盤、米軍は洞窟に潜む日本兵を一掃すべく、火炎放射器という武器を使って洞窟の中に向けて、炎を発射して燃やし尽くしたのです。
そうすれば、中にある食糧も武器や通信機もすべて燃やし尽くせるから。日本兵をやっつけても、後で洞窟に残った食糧や水筒等をコソっと、他の日本兵が確保に来て生き延びたりするので、食糧ごと燃やすことにしたのでしょうか?
主人公もそうしてかろうじて生き延び続けていました。この写真のおじいちゃんは、実際にペリリュー島で闘い、生き残っ方々の1人です。
作者はおじいちゃんのお話しをきいて、マンガの参考にしたそうです。だから、画はかわいい系でも、ひとつひとつのささやかなエピソードが、とってもリアルで胸に迫るんですね。よくぞ。、よくぞ生き延びられたと思います・・・